徒然なるままに


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1999年9月12日(日) 寝返り

 このホームページを読んでいる人はほとんどが寝返りができるはず。しかし、あの若かれし頃(不適切表現)は寝返りができなかった。だいたい、お母さんのおなかからでてきて5ヶ月から6ヶ月経つとできるようになる。
 先日、5ヶ月の赤ちゃんが入院し、自分が主治医になった。その子、もうちょっとで寝返りができそうなのだが、完全にはできなかった。ところが、ある日採血をしようと部屋に入ったとき、「バタッ」と寝返りをしたのだ。
 かわい〜〜い。かわいいので採血する気が薄れた。遊びたくなった。
 寝返りをしてうつぶせになったが、元に戻れなくて泣き出した。
 かわい〜〜〜〜い。
 2、3日たつと、そのうつぶせ状態でも泣かなくなった。ハイハイの準備状態。毎日成長している。
 あなたもそんな時代が…。


1999年9月11日(土) ゴッドハンド

 子供の採血や点滴は本当に難しい。以前にも似たようなことを書いた。(『こどもの点滴』参照)
 大人の手を見ると、血管が浮き出ているが、点滴はそこに針をさして入れる。しかし、こどもは見えない子が多い。手がぷにょぷにょしている。ではどうするか?指で血管を探す。慣れてくると血管の感触がわかってくる。目をつぶってもわかる。そうゴッドハンドだ!!
 先日、自分の患者で小錦ミニチュアのような赤ちゃんの点滴が抜けた。入院したとき、血管が見つからず、点滴を入れるのに苦労した子だ。ところが、その日の当直の先生が駆血帯も使わずに、しかも一発で点滴を入れた。その先生は小児循環器のチーフ。その話を聞いて、驚きと同時に感動し、「自分もそうなりたい」と強く感じた。
 必ず、なってやる!!
 ちなみに、点滴が上手な小児科医は一般に、新生児専門、循環器専門、感染症専門の医者である。新生児専門の先生は普段からめちゃくちゃ小さい子を扱っているため。循環器専門の先生は普段から小さな血管を使って検査をしているため。感染症専門の先生はたくさんの患者さんをこなしているため。


1999年9月8日(水) 公務員

 私はある大学の小児科に所属している。その小児科の指示で、いろいろな病院に派遣される。
 現在、ある市が経営している病院に勤めているが、立場は「◯◯市役員(地方公務員)」である。しかし、来年は大学に戻る予定なので「国家公務員」になる。履歴書などで職歴を書くときは‘医者’と書くつもりだが、なんか変だ。例えば、公務員の人で、事務などをしている人なら、「公務員」となる。すると私の職業は「公務員」となるのでは?つまり、職業を聞かれたら、公務員と答えるべきか?(本当に聞かれたら医者と答える。)
 まあ、どうでもいいことではあるが…。


1999年9月6日(月) 医者失格

 小児科医が他の医者と大きく違う点の一つに、親、祖父母などの対応が大変であることがある。もちろん親全員が大変と言うわけではない。ただ、大変な家族は現実にいる。
 夜9時頃父親が仕事から帰ってきて、病気などの説明を要求。これは当然のこと。説明をしっかり30分かけて行ったが、5分後に突然駆けつけて来た祖父が説明を要求。結局夜9時から10時まで2度同じ説明をしたことになる。説明はとても重要だし、「説明してくれ」と言われれば必ずするが、もうちょっと家族側も常識を考えて欲しい。こんな自分勝手に説明を要求されたら、1日24時間では時間が足りない。その人だけが患者ではないのだ。それに、だいだい両親以外の人が話に関わってくると面倒なことになる。話がごちゃごちゃする。お母さんも、「お母さん」から「嫁」に早変わり。心配だから関わってくるのはわかるが、関わっても病気は治らない。それでこちらの仕事がやりにくくなると、お互いにとって良くないんだけどねえ…。
 また、いきなり面会時間外(深夜の時もある)に訪問し、病院側が対応に困ってしまうこともあった。一本電話を入れていれば対応できるのに。
 他にもいろいろあるが、保護者側の気持ちも本当に分かるんだけどねえ〜。
 学生時代、医者と患者の関係について考えたとき、「医者になったら、自分は…していこう」などと『医者側のすべきこと』を考えていたが、医者になると、『この苛酷な労働条件で、精一杯がんばっているが、時間的にも体力的にも限度があるので、もう少し患者さん(の家族)も考えて欲しい』という気持ちも生まれてきた。すべてわかって欲しい、とは思っていない。常識範囲内で結構。でも患者さんの家族にとっては医者側のことなんかどうでもいいことなんだろうなあ。病気のことが気になるからなあ。
 『常識』。
 わかっているようで、わかっていない。その場になると感情に流され、忘れてしまう。でも、こんなことを書くこと自体、医者として『常識』なし、『医者失格』かな?でも私も人間。今日は本当に正直な気持ちを書かせてもらいました。いやな気持ちになったらごめんなさい。


1999年9月5日(日) 育児勉強

 健診では何をお母さんから聞かれるがわからない、ということを以前書いたが、その対策としては
1、子供をつくって、親になる
2、育児書をチェックする
3、質問させない
 1は現在のところ、いろいろな理由で無理。3は医者として無理。となると、2の「育児書を読む」が自分のできることである。また、お母さんが知っているような育児知識は医者としてもっていなくてはならない。
 そこで、医者が読むような育児書はもちろん、親が読むような一般向けの育児書を読む必要があるのだ。(その一つとして、「ひよこクラブ」を読んだのだ。)
 でも、自分のこどもがいないのに育児書を読まないといけないなんて…。


1999年9月4日(土) ひよこクラブ

 かわいいCMでおなじみの「たまひよ」こと「たまごクラブ、ひよこクラブ」。
 先日、本屋で初めて読んでみた(なぜ読もうと思ったかは後日に)。なぜか「たまごクラブ」はひもでくくってあって見れなかった。
 さて、表紙は子供用具のリサイクルがメインだった。私の目を引いたのは「医者がよく出す薬」という記事だった。読んでみると確かによく使う薬が出ていた。粉薬については、実際どのような色かを写真で示していた。親に「どの薬を前の医者で使っていたか覚えていませんか?」と聞くと「名前はわからないけど、オレンジ色のくすりでした」という答えがくる。でも、これで判断するのは実際には難しいし、間違ったときはちょっと怖いが…。まあ、子供にあげる薬は基本的に怖いものはほとんどない。
 読んでみての感想は「ひよこクラブ、なかなかやるな。」である。おもしろい。ただ、妙に顔づくりをしている赤ちゃん(モデル)が不自然でいやだった。あれは赤ちゃんではない。赤ちゃんはふとした自然な表情がとてもいいと私は思う。
 あの赤ちゃんをみて、お母さんは「うちの子の方がか・わ・い・い」といって、モデルに応募するのでは…。 


1999年9月3日(金) 胃洗浄

 たまに、間違っていろいろなものを飲み込んでしまって、運ばれてくる。そういう事故(誤飲と言う)に対して胃洗浄を行うことがある(飲み込んだ物、量によってしないこともある)。
 胃洗浄とは文字通り胃の中を洗うことで、口からチューブを入れて、胃に水を注入して、胃を洗い、チューブから洗った水を吸い出す、というものだ。胃洗浄は本当に悲惨(される方はもちろんだが、する方も…)。
 病院によっては、家族にその胃洗浄の姿をわざと見てもらう。教育的目的だ。親の不注意が子供にこんな辛いことをさせることになるのだ、ということを教えるのだ。その姿をみれば、絶対に飲み込みそうなものは、手の届くところにはおかないであろう。
 みなさん、お気をつけて。


1999年8月31日(火) 動物占い

 リンク2にのせた、「動物占い」はいかがでしたでしょうか。
 私は『ゾウ』でした。当たっているような、当たっていないような…。
 みなさんとの相性はいかがでしょうか。
 ちなみに、野村沙知代は1932.3.26生でヒツジ、浅香光代は1931.2.20生でトラで相性は良くないそうだ。


1999年8月30日(月) 夏休みも終わり

 世間の夏休みももうすぐ終わり。そして私の夏休みも今日で終わり。
 この夏休みは何をしたであろうか。このホームページをマイナーチェンジした。医学書を買って読んだ(読んでいる途中)。他は…そうゴルフをした。おおっと、ゴルフといってもプレステ「みんなのGOLF2」だ。なかなかおもしろかった。
 あれ?ほとんど何にもしていないではないか!!
 はあ〜〜っ。また明日から仕事だ。がんばろう。


1999年8月29日(日) タンゴと私

 タンゴに興味を持ったのは、映画「シンドラーのリスト」からだ。(決してだんご3兄弟からではない。)
 「シンドラーのリスト」で、舞踏会のシーンが序盤にある。そこでシンドラーがドイツ軍人と接触する。そこで流れているタンゴの曲が気に入ってしまった。それ以来、ずーとその曲が何という曲か探していた。サントラを買っても入っていなかった。そうインターネットがある!!インターネットでタンゴのホームページを探し、掲示板でその曲が何という曲かをたずねた。同じ質問は結構来るみたいだった。
 その曲はガルデルという人の「POR UNA CABEZA(首の差で)」という曲だった。
 なぜ今こんな話をするのか?
 昨日、テレビで映画「トゥルーライズ」があった。一番最初と最後の舞踏会でその曲が使われていた。そうあの曲だ。


1999年8月28日(土) 職業病2

 どうしても子供の声に反応してしまう。
 赤ちゃんは「アー」とか「ウー」とか声を出すが、何かを訴えているのだと思う。「お母さん、おなかすいた」、「お母さん、こっち向いて」、「この白い服を着た人だれ?」など言っているのだろう。だから、私は診察中に赤ちゃんが「アー」とか「ウー」とか声を上げたときには、必ず赤ちゃんに声をかける。「どうしたの」と。
 その癖が、普段の生活でも出てくる。繁華街に行くと、夏休みと言うことで親子連れが多い。子供が「あーっ」と大きな声をだすと、そっちを振り向いてしまう(振り向かなくても、とても気になっている)。
 この職業病は治らないだろうなあ…。というか、これは職業病というよりは、私が子供が好きなせいかなあ。まあ、この仕事は子供が好きでないとやってられない仕事だし。


1999年8月27日(金) 職業病1

 どうしても赤ちゃん言葉を使ってしまう。
 先日、小学生の患者にも赤ちゃん言葉を使ってしまった。かなり恥ずかしかった。
 この世界にどっぷりつかってしまったせいか。
 しかし、ベテランの先生は赤ちゃん言葉を使っていない。また、お母さんもあまりつかっていない。なぜだろうか?実は、まだこの世界に入って間もないから使ってしまうのか?
 実際、子供は「…でちゅ。」なんて言わない。この赤ちゃん言葉は、‘赤ちゃんがしゃべる言葉’ではなく‘赤ちゃんがしゃべると考えられている言葉’ではないか。
 どちらにしても、いつこの職業病は治るのだろう…。


1999年8月26日(木) 夏休み

 今日から夏休みです。26日から30日までの5日間です。毎日(土日も)仕事をしているため、これが働き始めてから最初の休みなのです(医者1年目はこのくらい当たり前)。
 本当は青森に行く予定でしたが、飛行機など諸都合で行けなくなりました。「なぜ青森?」という人もいるかもしれないが、その話はいつかにしよう。
 では、この短い夏休みをどう過ごそうか?
 寝る。だらだら過ごす。
 こんな夏休みの使い方、もったいないかなあ。ぜいたくかなあ。


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