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英国探検隊(第61回)
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パディントン発クリスティ・ワールド行き |
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ポアロが住んでいるロンドンのアパート、ホワイトヘブン・マンションは地下鉄バービカン駅をおりてすぐ、Charterhouse Square にある。と言っても、もちろん実際にポアロが生活していたわけではない。イギリスのLWTテレビのシリーズで、ロケに使用されたマンションである。 ご存知、日本では「名探偵ポアロ」としてNHKで放映されていたあのシリーズ。観光名所ではないので、お目当ての建物がすぐに見つかるかどうか不安だった。けれども、地図を片手に、Charterhouse Square をたどると、中央がコの字型にちょっと凹んだ、見覚えのあるマンションが目の前に現れた。当たり前だけれど、TVで見るのとまったく同じ。 |
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ポアロが修理を頼むと、クリスマス明けでないとやってくれないという。途方に暮れているポアロのもとに、シメオン・リーなる大金持ちから電話がかかり、クリスマスに招待される。ポアロはちょっと考えた末、セントラルヒーティングがリー氏宅にあるか確かめた後、招待を受けることにする。 LWTテレビシリーズは、クリスティの原作とストーリーが微妙に違う。原作では、ジョンソン大佐の家でくつろいでいる時に殺人の一報が入るのだ。 |
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「マキの火ほどいいものはないな。」とジョンスン大佐はそう言って、 もう一本、丸太を暖炉に投げ込むと、椅子を火のそばに引きよせた。・・・が、 エルキュール・ポアロは、暖房装置こそそれを打ち負かすものだと、信じていた。 |
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どちらも暖房装置(=セントラル・ヒーティング)がポアロのこだわりになっている。 イギリスでは、夏でも寒いことがあるのでB&Bやホテルの部屋でこの暖房装置に必ずお目にかかる。 謎なのは、どう操作したら、これがON/OFFするのか何度さわってみてもよくわからないことだ。(寒いときは、いつも勝手についている。かと思うと、いつの間にか冷たくなっていたり。) 原作では、シメオン・リーの邸宅は、アドルスフィールド、ロングディル、ゴーストン・ホールとなっているが、 TVシリーズでは、イングランド南東部の小さな村 Chilham で撮影されている。有名な大聖堂があるカンタベリーから西へすぐの村だ。 |
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Chilhamの村の広場 |
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Chilhamの村は、中央に小さな広場があり、その広場を囲むようにパブ、教会、店、ティールームが立ち並んでいる。 チューダー朝の木組みが残るブラック&ホワイトの建物が、この一角だけを中世の時のまま取り残している。 |
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ジャコビアン様式の邸宅
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ポワロが立ち寄ったお店
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教会の向かいには、1603年に建築されたジャコビアン様式の邸宅がある。 門が固く閉ざされていたので中の様子は、ほとんど見えなかったが、ここがシメオン・リーの邸宅に設定されている。 私たちが門から中を覗き込んでいると、家族を乗せた大きな車が二台、敷地の中に滑り込んでいった。 |
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クリスマスの真昼の明るい日光を浴びて、ポアロはゴーストン・ホールの庭内を歩いていた。 館そのものは、建築学的にいって何の特徴もない建物であったが、大きくてがっしりしていた。 |
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誰かと思えば、・・・
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チューダー様式風の住宅
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ポアロが、ジャップ警部へのクリスマスプレゼントと小道具を買った郵便局兼雑貨屋もこの広場に面してある。きれいなレース編みやイギリスらしい小物を売るしゃれたお土産物屋さんで、どれだけ見ていても飽きることがない。 ポアロとジャップ警部が出かけたパブは、軽食も食べられる Copper Kettle というかわいいティールームである。広場にいくつかテーブルと椅子が並べてあり、人の行き来を眺めながらゆったりとお茶が楽しめる。 シメオン・リーに招待されなくても、セントラル・ヒーティングと関係ない真夏でも、 Chilham は一度は訪れるべき魅力いっぱいの村である。 |
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私たちが泊まったB&B
「Woolpack Inn」 も見てね。
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<参考にした本> |
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(続く) |
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