英国探検隊(第8回)
Hill Figure巡り -その2- 白い馬をさがせ
その1も読んでね!
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映画『ベイブ』の原作『子ブタ シープピッグ』(THE SHEEP-PIG)の原作者ディック・キング=スミスには、犬、ねこ、伝書鳩が仲良く旅をする『白い馬をさがせ』(FIND THE WHITE HORSE)という、これも愉快なお話がある。

犬のラバーは隣家の引っ越しトラックの中でねむっている間に見ず知らずの土地にきてしまい、「犬の家」に入れられる。どうやらそこは、シェフィールドあたりにある保健所らしい。ラバーは間一髪のところをねこのスクウィンダムに救われる。そして、ラバーとスクウィンダムは、ラバーの飼い主であるふたりのおばあさん姉妹が住む家をさがして旅立つことになる。途中、伝書鳩のケイティとアイリッシュ・セッターのコリーンを加えた一行は、いろんな冒険をしながらラバーの家を目指すのだ。

で、ラバーの家はどこにあるのかというと、おぼえているのは

白い馬が見える大きな丘のふもとの、小さな村にある、わらぶきの家

この「白い馬」は本当の馬ではなく、Hill Figureといって白亜の丘の斜面を削って描いた馬の絵のことである。そして、私たちもラバーとスクウィンダムのように、「白い馬が見える大きな丘」を目指して旅にでた。

ストーンヘンジと共に巨大なストーンサークルで有名なエイブベリー(Avebury)の周辺は、さながらホワイトホース銀座(死語?)だ。このあたりから南のドーセット地方にかけて、英国特有の起伏のなだらかな丘の斜面にスマートなのや少し太ったのやら、いろんなホワイトホースが、あちこちに姿を現す。

Marlborough Horse
Marlborough College、Memorial Hallの奥にある。首が長く足が短い馬。
Alton Barnes Horse
なかなか格好がいい。
New Pewsey Horse
スタイル(動物は通れないが人が通れるように工夫してある柵のようなもの)をまたいで、牧草地に入る。
もぐら穴がいっぱいで、今にもどこかから顔を出しそう。
Litlington Horse
今回の舞台となっている付近ではなく、これはSussex地方にある。

そして、ラバーがとうとう見つけた見覚えのあるホワイトホースは

耳をぴんと立て、片方の前足をあげ、短く切ったしっぽがかろやかになびいて

いるのだ。

それはCherhillのホワイトホースに違いない。
ラバーが言っているのとそっくり同じ!前足をあげているし、しっぽも短い。

菜の花畑の向こうにさっそうと今にも駆け出しそうな姿で現れたこの美しい馬に、私たちは時間を忘れてしばらく見とれていた。

Cherhill Horse
一番のお気に入り。なんといっても美しい。
『白い馬をさがせ』でたどり着いたのはここだと思う。

ヒントをくれたMさんご夫妻に感謝!!!


<参考にした本>
ディック・キング=スミス(谷口由美子 訳)『白い馬をさがせ』童話館出版


(補完編)
(続く)