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英国探検隊(第63回)
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Hill Figure巡り -その6-
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Hill Figure 巡りを最初からする。
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王冠は、村の上の丘にある巨大な絵だ。芝を刈りこんで、石灰の地面をむき出しにすることで絵が見えるようにするのだ。 |
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(マーカス・セジウィック『魔女が丘』より)
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火事で自宅を失ったジェイミーは、イースター休みをジェーンおばさんの家で過ごすことになった。ジェーンおばさんは、ドイツにいるだんなさんと離れて、今は娘のアリソンと二人で暮らしている。 マーカス・セジウィックの『魔女が丘』は、ヒルフィガーを題材にした小説だ。 舞台はサマーセットの村、クラウンヒル。 物語のヒルフィガーは、知らない人には、王冠だとはわからないデザインらしい。ジェイミーの母親の言葉を借りると、 |
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「要するに王冠に見えるっていうことよ」ママはそのときいった。「でも、いわれなければわからないかも。本当はただの模様だから。あのへんにある、ほかの丘の絵とはちがってね。スウィンドンの白い馬や、あの趣味の悪い巨人とかね」 |
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それに比べて、ワイ・クラウンはどこからどう見ても、また、誰が見ても「王冠」である。ミステリアスな空気が感じられないのが、かえって残念なくらいだ。 |
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ワイ・クラウン(Wye Crown)
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Wye Crownは、エドワード7世の戴冠時に、Wye Collegeの教授によって1902年にデザインされた。王冠の模様は1887年のフロリン銀貨が元になっているらしい。大学の組合協会でしっかりと管理されているので、物語のように、模様が痛んでも、苦労して村人を集める必要はなさそうだ。 共通点は、『魔女が丘』の作者マーカス・セジウィックがケントの出身ということ。 |
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| <参考にした本> マーカス・セジウィック(唐沢則幸 訳)『魔女が丘』理論社 |
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(続く)
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