アイルランド探検隊(第1回)
Altan (1999 Dingle Music Festival)

アイリッシュ・ミュージックといえば、エンヤやU2を思い出す。
でも、トラディショナルを楽しみたければ、チーフタンズやアルタンだ。今回のディングル半島の旅では、ラッキーにもアルタンのライブに行くことができた。
ディングル・ミュージック・フェスティバル
のメイン・コンサートである。事前にフェスティバルの日程を調べておいたおかげで、チケットは日本からインターネットで確保ずみ。本場のライブに行けるとあって出発前からワクワクドキドキであった。

コンサートのチケット
Dingleのハイストリート

さて、会場はディングルのハイストリートから少しはずれたヒルグローブ・ホテルの別棟の建物。(でも、なんだか馬くさい。。。もと馬小屋だったのか?)中に入ると正面はステージ、その前に200席ほどの折り畳みいすがならぶ。その回りをさらにテーブル席が取り囲む。うしろはバーカウンターになっており、みんなギネスのパイントグラスを片手にパブモード全開。フェスティバルの主催はカールスバーグなのだが、ここでは当然ギネスで決まり!

開演前には会場は立ち見客であふれ、熱気も最高潮に達していた。フェスティバルの開幕とあって、司会の人も興奮ぎみ。開口一番、「今回のフェスティバルは全世界からお客さんが来ています。東京からも・・・」というような紹介をした。(チケットを日本から手配したからか?? でも、関西からなんだけどなぁ、と思っていたら、ライブが終わった会場の前で10人近くの日本人を見てビックリ。実は隣の席も一人旅の日本人の女性の方だった。)

予定の午後9時から1時間近く遅れてアルタンが登場。アルタンはドネゴール出身のマレードを中心とした5人組のグループ。もともと、ご主人のフランキー・ケネディーとのデュオから始まり、その後の変遷を経て、現在のメンバーになっている。(1994年にフランキー・ケネディーは、病気で亡くなられています)
マレードの透き通るようなヴォーカルとフィドル、あと、メンバーはブズーキ、ギター、アコーディオン、(ダーモット・バーンのソロがカッコよかった)と、もうひとりフィドル。マレード・ニ・ウィニーは、CDジャケットの写真より、すごく美人でさらにファンになった。

コンサートでは本場のアイリッシュ・ミュージックが次々と演奏される。はじめにマレードが地元アイルランドでのライブなので前に出て踊るなり歌うなり大歓迎というようなことを言ったので、誰かが踊りだすんじゃないかと、期待も高まる。

街中にフェスティバルの宣伝が
コンサートは最高潮

ジグ、リール、マズルカ・・・「ドゥラモン」(ナンセンス・ソングで人気のあるこどもの歌。ドゥラモンとは海藻の一種)は、リフレインを全員で合唱だ。
CDを聞いていてこの曲が大好きだったので、生で聞けて大感激。最後の曲では、やっと若い子たち5、6人が舞台の前でアイリッシュ・ダンスを踊り出す。この曲は何の曲かわからなかったが、アイルランドのトラディショナルのようで、大抵の人が知っているようだった。マレードもうれしそう。演奏はたっぷり2時間程、これで入場料は第2部のインターナショナル・ブルースバンドも込みで
IR£12。

心に残ったのはアルタンのメンバーみんなが、これほど楽しいことはないんだというようにいきいきと演奏していたこと。音楽とは演奏する側も演奏を鑑賞する側も楽しむものなんだと胸が熱くなった。
ただマレードのバラードなど静かなソロの曲でもずっと会場がざわついていたことが残念だった。もともとパブで演奏したりアイリッシュ・ダンスの曲だったりするから仕方ないのかもしれない。

夜中の12時、アルタンのコンサート終了、翌日のことを考えて、残念ながらインターナショナル・ブルースバンドは聞かずにB&Bにもどる。余裕があれば、パブ・クロールにも行きたかった。B&Bは、ディングルの町をはさんで、会場から逆方向のはずれ。外は、日本の都会生活ではめったに見ることのできない満天の星空であった。

フェスティバルのパンフレット
(1ポンド)


****アルタンの大阪公演(2000.5.28)はこちら!