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アイルランド探検隊(第7回)
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スケリグ -その3-
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メインランドから離れること13Km、スケリグ・マイケルは厳しい修行をするにはもってこいの環境だ。そして、人間の世界から隔絶されていることは、海鳥の繁殖にも都合がよかったようで、スケリグ・マイケルとリトル・スケリグの二つの島は海鳥のサンクチュアリーとしても知られている・・・。 Cahersiveen から船が到着すると、さきほどのおじさんが、さっそく乗るように身ぶりでうながしてくれた。 |
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Portmagee から
Cahersiveen 方面を望む |
高すぎる桟橋から船へ
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船にはすでに11人のお客さんがいて、Portmagee から乗り込むのは私たちだけだった。 一緒になった人たちは至って軽装。船長さんは、短パンにTシャツにぞうり。年輩のご夫妻のだんなさんはサンダルばき。家族連れのおかあさんはタンクトップ一枚である。 そうこうしているうちに、いよいよ Portmagee の港を出航。 |
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波はさらにうねりを大きくして、ざぶんざぶんと船をめがけて押し寄せてくる。 スケリグとリトル・スケリグの二つの島は前方にチラチラと姿を覗かせるけれども、操舵室(と呼ぶのかなぁ)と高い波にさえぎられて、ほとんど、見ることができない。 Murphy さんは、私たちの様子におかまいなしに悠然とたばこをふかしている。片手で舵をグルグルまわして、調子をあげると、さっきまで前方に見えていた船を追いこしてしまった。 Portmagee を出てから1時間とちょっと、揺れる船の上に、ときおり海鳥が飛んで来るようになった。頭の上を旋回して去っていく鳥たちを見ていると、S.T.コールリッジの『老水夫の歌』を思い出す。 |
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リトル・スケリグ
雪のように見えるのは鳥たちです |
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と、突然、エンジン音が消え、船は速度を落とし始めた。見るとななめ前方にごつごつした岩の島、リトル・スケリグが目前に。 遠目に雪をかぶったように見えていたリトル・スケリグの絶壁の白い色は、実は鳥たちがぎっしり集まっている色だった。上空にもたくさんの海鳥がたわむれていて、キーキーという鳴き声がにぎやかでうるさいほどだ。 とたんに、今までの潮の香りと違ってずいぶん魚臭いにおいが鼻をつく。海面を見ると一面にくらげの頭のようなぷくぷくしたものがたくさん漂っていた。海鳥の食べ残した餌の魚が漂っているのか、とにかくこれは強烈だ。 |
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