G4の時計は2019年までしかないんで。
| 00/1/23(日) am | 解答編(後編) |
| もちろん私は当時、すぐに事件を放り出したわけではない。二段階の推理を経て迷宮入りしている。
いたずらナンパ説以外に他の可能性は本当にないのか、考えてみたのである。 推理は大きく言って、犯人と犯行の目的において大きく分かれる。まず、犯人が見知らぬ人間か知人か。次に犯行の目的は悪意があってのものか、ただの過失か。 この事件を、過失によるもの…と考えるとしたらどうだろう。 もし過失による犯行だとすると、犯人は見知らぬ人間ではあり得なくなる。シミュレートしてみればすぐ分かる。 私の留守番電話の応答メッセージは、私自ら入れたもので、きちんとはじめに苗字を名乗っている。間違って私のPHSにかけてきた場合、その応答メッセージを聞いて間違えたとわかるはずで、留守番にメッセージまで入れるはずがないからだ。しかも無言で。 そういうわけで、過失の場合は知人による間違い電話しか考えられない。 ---- 1 一体どんな「過失」があって私のPHSにコールしたのか? 要するに、かけ方と切り方がひっかかるというわけである。 ---- 1 コード有りの家庭用の電話 前編(前日の推理)で既に言ったが、犯人は犯行時、受話器から離れている。過失だとしたら、受話器に耳を当てた状態で間違い電話をかけたのではなく、受話器を部屋のどこかに置いた状態でかけている。この時点で、家庭用電話の可能性は低くなる。 自宅の電話から私のPHSに過失でかけるとすれば、リダイヤルか短縮ダイヤルで知らないうちにかけていたということになるであろう。この時点で1では難しくなってしまうのだ。 なぜなら1の場合、受話器が電話から離れていると非常に目立つし、こういう電話は大概棚の上か電話台など床から段差のあるところに乗せられている。知らないうちに短縮やリダイヤルボタンを押すのは難しい場所にあるのだ。 ---- 私のPHSの番号は、あまり多くの人に知られていないのだ。その上誰かからかかって来ること自体珍しい(着信がほとんどなく、発信用途でばかり使われるPHSなのだ)。 こんなふうに鳴らないPHSの番号が、犯人の自宅の電話のリダイヤルのメモリーや短縮ダイヤルに入っている。だとしたら犯人は、滅多に鳴らない私のPHSを鳴らす希有な人ということで、かなり親しい知人に限られる。 というわけで、私はその「かなり親しい知人」に片っ端から(といっても片手にも満たない)確認を取ってみた。しかし誰もかけていなかった(犯行時刻に室内でひとり「HEY!HEY!HEY!」を見ていたかどうか、来客があったかどうかを聞けばわかる)。 ---- 携帯電話やPHSの持ち主なら、ふとした時に私と番号を交換していることが多い。それで、自宅用電話にメモリーや短縮ダイヤルとして番号が入っている場合に比べれば重要参考人が多いことになる。とはいえこれもある程度親しい知り合いという範疇を超えないが。 そこで私はこれについても、思い当たる人には前の場合と同じ質問(「HEY!HEY!HEY!」と来客)をしてみた。しかし、犯人と思われる人間は聞いた限りでは見つからなかった。 ---- 私の知り合いは携帯電話とPHSならPHSの持ち主が圧倒的に多かった。PHSの場合、2年前はフリップ式のものが多く、フリップを開けずに数字のボタンを押すことはできない。また、フリップ式でない場合も、ある程度の力を入れないと押せないようにかたいボタンがついていることが多い。 録音されていた音などから、PHSや携帯電話が犯人の衣服のポケットなどに入っていた可能性は低い。咳が部屋に反響する感じがしたし、テレビの音や犯人がたてていたらしいびりびりなどという物音が遠いのだ。 これらのことを考え合わせ、自室でPHS本体を自分の体から離した(要するにポケットなどに入れていない)状態でリダイヤルや電話帳のメモリから過失によってコールすることを想像してみよう。 そうすると、フリップ式の場合フリップを開けっ放しにして転がして置いたPHSの上に手をついたとか、フリップ式でなくかたいボタンのついたPHSの場合はPHSを踏んだなどの状況でない限り難しいのだ。 しかしこんなふうにPHSや携帯を踏んだりした場合には、壊れていないか一応心配になって確認するものである。誤って自分がボタンを押したことも感触で何となく分かるだろう。留守番電話のメッセージ応答があって録音してしまうほど気づかないとは考えにくい。 これで推理は行き止まってしまった。やはり二つ目の可能性…知り合いによる過失の線はまず考えられないということになった。 ---- ところが、そのまま月日が過ぎ、2年経った今になって気づいた新しい手がかりだが…だいぶ長くなったので、解答編(完結編)につづく。 |
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| 00/1/22(土) am | 解答編(前編) |
| こっちの更新につとめていたので、1日遅れてしまった。いよいよ解答編…というか、私が2年かけて推理した結果の報告である。事件については、前回の日記(1つ下にあります)を参照。
---- 1:犯人はだれか? とりあえず犯行時刻や犯行日などから、詳しく犯行の背景を洗い出してよう。 犯行日は月曜だった。そして時刻は夜8時すぎだった。これらを考え合わせると、雑音の中に入っていたテレビ番組はダウンタウンの「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」だったと考えられる。 テレビがあり、その音がある程度聞き取れるほどだったことから、犯行現場は静かな室内…公共の場や室外ではなく、個人の部屋の中…おそらく犯人の部屋だったのにちがいない。来客のチャイムが聞こえることから、一人暮らしのワンルームの部屋かもしれない。 犯人は、HEY!HEY!HEY!を見ながら私のPHSに電話をかけた。PHSは留守番電話になった。犯人はメッセージを入れなかった。無言のままだった。 目的は何だったのだろう? それを考えるカギは、咳である。 留守番電話の中で唯一、かけた人間の生身の存在をうかがえる咳の音。この咳をしたのはおそらく犯人であろうが、その音は受話器のそばで発せられた音ではなかった。 とすると、犯行時、犯人は受話器に向かって咳をしてはいなかったことになる。つまり、犯人は電話を耳に当ててはいなかった。 いやがらせのため、本当に私を怖がらせるためだったとしたら、受話器に向かって咳をして自分の存在を印象づける方が、より恐怖が増すはずであろう。とすると、嫌がらせ目的ではないのだろうか。 しかしここでひとつ疑問が起こる。犯人の電話の切り方だ。メッセージが終わる直前に、「ピンポーン」という、来客のチャイムらしき音が入っている。来客のチャイムが鳴った10数秒後に、犯人は電話を切っているのだ。これはどういう意味なのだろう? こう考えられる。確かに犯人は、受話器を耳に当てていなかった。自宅の電話なのかPHS・携帯電話なのかはわからないが、とにかく受話器をどこかに置いて電話をかけた。そして、それはやはり私に自分の声を聞かれたくない、自分だと知られたくない電話だったのだ。 夜8時過ぎの来客なら、親しい人か、宅配便しか考えられない。そして、このどちらの来客だったとしても、犯人は声を出さざるを得ないか、犯人が声を出さなくても、来客が自分の名前を呼ぶ可能性がある。これを避けるため、犯人は電話を切った。 電話はいたずら目的であった。私が電話に出るかもしれないし、また自分の番号が私のPHSのディスプレイ上に表示されるかも知れない。 それでもかけてきている事実からすれば、犯人は私が全く知らない赤の他人である可能性が高い。適当にダイヤルし、部屋のどこかに起き、相手の反応を聞いて楽しむ。 それでもし私がディスプレイに表示された自分の番号を知り、再び自分に電話をかけてきて文句を言ったりした場合も平気なのだ。もしかすると、はじめからそれが目的の電話なのかも知れない。 たまたまその時は留守電になってしまったが、そんなことは構わない。犯人の耳には、自分の電話がどうとられたのか、聞こえてさえいなかった。 そのまましばらく放置して、飽きたらぷつりと切るつもりだったのかもしれない。ところがそこへ、不意の来客。犯人はさすがにまずいと思い、電話を切る。 つまり、犯人は見知らぬ他人で、いたずら・ナンパ目的で電話をかけ、来客があったため電話を切った。それが事件の全貌だったのだ。 ---- だが最近になって、全く違う可能性が出てきたのだ。ある小さな手がかりから、捜査は思わぬ方向に向かうことになる。 というわけで、解答編(後編)に続く。 |
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| 00/1/20(木) am | 連打屋ケイゾク捜査事件簿 |
| 私には電話ネタで迷宮入りになった事件がいくつかある。今夜はその一つをご紹介しよう。
---- 時間が夜の9時か10時を回った頃だろうか。ふと私はPHSの電源を切っていたことに気づいた。 当時、研究室内でのPHSや携帯電話の普及率はさほど高くなく、私のPHSが鳴ることはあまりなかった。そこで私は、学校ではよほどでない限りPHSの電源を切ることにしていた。だがその日は長いこと切りっぱなしだったので、さすがにまずいと思い電源をつける。 留守電が入っているかもしれない、と思い、私は一応チェックすることにした。 この「留守電」とは、PHS本体に記録される15秒程度の留守電ではなく、オプションサービスとして留守番サービスセンターで預かってくれる留守電でのことである。 私はその場でセンターにコールし、メッセージを聞いた。録音時刻はその日の夜8時すぎだったろうか。正確な時刻は忘れてしまったが、間違いなく8時台だった。 記録されていたのは、奇妙な「音」だった。その日の深夜、家に帰ってから私が友人あてに送ったEメールには次のように記されている(一部改変)。 今日は、PHSに変な電話が。 こんな留守番電話がもし自分のPHS…あるいは携帯に入っていたらどうだろう。当然おかしいと思い、電話したひとを捜すに違いない。 ---- このメールにもあるとおり、留守電には、室内の雑音と思われるような音がひとしきり入っており、最後に部屋のチャイムらしきものが入ってぷつんととぎれている。TVの音や、びりびりとかがたんとかいう音と、咳払いというか、咳みたいなものが入っていたように記憶している。残念ながら、TVの音以外、声らしきものは何一つ入っていない。 文中で、私は咳の音から男性ではないか、という推測をしている。だが、それは女性と考えられるような高い音声が入っていなかったというだけであり、声が入らないようにして女性が低く咳をしても男性か女性かわからなくなる可能性が十分あるためあてにはならない。この咳には、声をうかがえるような音は全く入っていなかった。性別不明である。 テレビの音には唯一、人の声らしきものが確認できる。バラエティ番組のトークのような音である。誰かが話をしていて、そこに時折観客らしき人々の笑い声が混じる。 そして、3分半という時間。 手がかりはこれだけなのだが、みなさんはこれらからどんな犯人を想像するだろうか。そして事件の動機、犯行の手口は? ---- |
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| 00/1/19(水) am | 誰かお嫁に来て下さい |
| 朝から何だか気分が悪かった。ぐったりして微熱があったのだが、昨夜歯のつめものが取れてしまったので歯医者に電話をかける。
運良く午後に予約できたので取れたつめものをもって歯医者に行った。何とびっくり、その場でセメント入れてそのまま詰めて終わり。所要時間10分。早かった。 私はてっきり、取れたつめものの下から虫歯が発見され、削られ…となり、1ヶ月くらいは治療期間が必要なんじゃないかと思っていたので拍子抜けする。もともと歯が弱いので、何かあるといもづる式にいろいろトラブルが起こるに違いないと悲観的になりがちだが今回はうまくいった。 しかし、同時にこの幸運が不運につながるのではないかと怖ろしい予感。数日前検定の不合格通知を受け取ったが、その前日は何があったんだろうというくらい幸運な日だったんで…。 一体この先、これ以上どんな不幸が…明日バイトの生徒数ががっくり減るとか? それは別に不幸じゃないしなあ。 ---- 調子に乗ってかぼちゃの煮物も作る。 この間、同スーパーにおいて、2分の1や4分の1割りのかぼちゃの隣の、既に一口大に切ってあるかぼちゃのパックをかごに入れたところ(とても疲れて切る気力が無かったため)、スーパーの店員のおじいちゃんにぼそっと耳元で「煮るだけ」とささやかれた。彼はその時「見たよ、奥さん」っていう目をしていた。あの時の屈辱は忘れない。 女としてのプライドをかけ、本日は半分に割られただけのかぼちゃを買い、家でせっせとたねをくりぬいて自分の力で一口大に切った。どうだ見たかおじーちゃん。私もちゃんと、かぼちゃくらいひとりで切って煮られるのです。この勇姿をあなたに見せてあげたい。 煮たら失敗して少し煮くずれたがそんなことはどうでもよい。 ---- もともと私の作った料理がまずいのかも知れないが、たとえ切って並べるだけのサラダでも、他の人が作ったもののほうがずっとおいしく感じる。食べるのは所詮自分で、できた料理が特においしくもないことを思うと料理する気自体失せるし。誰か嫁に来て料理して下さい(だから嫁はもらえないって)。 ただ最近、自分の好物だったら少しはおいしく感じるのではないか、とは思い始めている。その証拠にかぼちゃの煮物だけは自分で作っても多少おいしく感じる(実家の祖母の作には及ばないが)。 好物だったら、マスターしたい料理がいくつかある。しかし私は手間のかかる和食の料理(ばーちゃんでないと上手に作れないようなやつ)が好きで、その割に作り手に求められるねばり強さがなく至ってせっかちなので、きっと一番の好物を自力で作るのは当面無理だろう。とりあえずできるところから。 ということで、次の目標は大根。今度自炊するときは大根を煮よう… |
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| 00/1/18(火) am | 自由への隔たり |
| 今日、とある後輩と電話で話をした。その中で、この日記の話になった。
「私はのほほんという雰囲気で…こたつでみかん、っていう感じで書いてるつもりなんだけど。」 と私は自分の執筆姿勢をそのまま後輩に言ってみた。そしたらなぜか、このセリフがその電話の会話中一番後輩にウケてしまった。 私はホントに、こたつでみかん、という雰囲気で書こうと思っている。年末に田舎に帰省して、豆炭(みんな知らないですよね、まめたんなんて)のこたつに首まで入りながら、そばでテレビを見ているばーちゃんと今日の雪の降り具合について話している、という雰囲気を出そうとつとめているのだ。 でも違うらしい。というか、後輩は本当に大笑いしていたので、そこから考えると読んでいる人が受け取る雰囲気は私の意図するところとは全く違うのだろう。 この電話はなかなか面白くて、私が考えている私のキャラクターと、後輩が考えている私のキャラクターが違っているということもわかった。 もし自分の「キャラ」(自分に求められていそうな役回り)で将来の職業を決めるとすれば、私の場合は教師かなと思っていた。それが最も妥当で、流れに流された形だろうと思っていたのだ。 ところが後輩にしてみると、私をキャラで就職させればコンピュータ関連職になるという(確かにそう言われてみれば、「二千年の恋」のヒロインの台詞、私への刺さり具合は今まで見たドラマの中でも一番だったことに後で気づいた)。これは面白かった。 何かを選ぶとき「キャラと違うものを選んだらうまくいかないんじゃ?」という不安があって、どうも踏み切れないことがある。 でも私が考えている自分のキャラクターと、他の人が見た私のキャラクターが違うのだとすれば、自分で自分の可能性に「思いこみ」という手かせ足かせをはめていることになる。もう少し客観的になれれば、もっと自由になれそうな気がする。 前に誰かにも言われたことがあるが、私が考えている私と、他人が考えている私との間には少なからぬ隔たりがあるのかもしれない。私が言おうとしていることと、相手の耳に聞こえていることとの間にも。 ---- |
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| 00/1/17(月) am | 限りなくプーに近い女 |
| 目に見えるものが手に入らなければ結局無意味で、何も手に入ったことにはならない。
だって「ある」と認識してくれる他人からは全く見えないんだもの。 よく、「優しさは目に見えない」などというがそれは違う。目に見えない優しさなんて存在しないのと同じ。目に見えず、相手に届かない優しさのどこが「優しさ」なのだろう。冷たいだけじゃんね。そう思いません? 目には見えなかっただろうけど、実は自分は君たちを優しく見守ってたんだよ?…と言う人がいたとして、目に見えなきゃそれが真実なのかただ放っておいたことへの言い訳かどうか区別が付かない。どちらかというと今日の私にはウソに聞こえる(機嫌が悪いらしい)。 ---- 本当は一気に直径15センチくらいのチョコレートケーキを手に入れるつもりが、実際手に入ったのはチロルチョコたった2つ…というのと似ている。大船に乗ったつもりで冬山に登りたかったのに、実際は非常食にもならないようなものしか手に入らなかったわけである。 で、結局未だに「限りなくプーに近い女」である今の状態を脱し切れていない。永遠の眠りにつくまで、ほんの少し時間かせぎをしただけ。 これでは意味がない。チョコレートケーキを手に入れるためにがんばった過程とか、失敗とか、そんなもの他人は興味を持たない。「こんなことをやりました」と言ったところで、目に見えるものが残っていなければ他人の耳にはウソにしか聞こえない。立場が逆で、私に誰かがそう切々と語ったとしても、「ウソかもな」で終わりである。 目に見えないものは無いのと同じだっていうのをみんな知っている。「老人と海」を読んで老人の味方になれるのは、獲物がいたことをわかっているからに過ぎない。何も知らずにただ帰ってきた老人から話を聞いても「とうとうもうろくしたな」で終わり。 だからしょうがないから毎日毎日目に見える持ち物を増やそうと血道を上げている次第である。 ---- どうしよう、10年後とかに、「けけけけ、世の中金だ金!」って毎晩預金通帳抱いて寝るようになったら。だけど日々そんな認識が確信に近くなっていくのですが。 ああ近所の八幡さま、今度行っておみくじ引くときは是非励ましの言葉をお願いします。なんか強烈にラッキーなのを。 |
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| 00/1/16(土) am | 愛の真実 |
| 「アンジェリーク」というとんでもないゲームソフトがある。
これは簡単に言えば「女の子向けときめきメモリアル・イン・ファンタジーワールド」である。 恋愛シミュレーションゲームなのである。発売元は「ネオロマンスゲーム」と呼んでいるらしいがどのあたりを「ネオ」と呼んでいるかは定かではない。 ---- そう、この2名の争い方が独特なのだ。相手を出し抜くために、特殊な力を持つ「守護聖」なる年齢も性格も様々な男たちの援助を受け、自身の権力を増大していくというものなのである。 じゃあ実際に守護聖にどうやって援助を依頼しに行くかというと、彼らの持っている自室に通いテキトーに話を合わせ意気投合させ、「親密度」という数値を上げて援助されやすくする、という…なんともえげつないゲームなのである。 で、この「親密度」が高くなると特定の守護聖と恋愛モードになり、公園デートやら森の泉での偶然の出会いやらいろんなイベントが発生して、それらをうまくやりおおせると最後には守護聖からの愛の告白!! そして主人公は女王の道をあきらめ2人の愛へと歩み出す、という結末が待っているのである。 とりあえず守護聖には、どんな好みの人であれこの中の誰かは自分のタイプに当てはまるであろう、という各種キャラクターが取りそろえられている。暗いのやら明るいのやら優しいのやら失礼なのやら長髪やら短髪やら年上やら年下やら青臭いのやら化粧臭いのやらもうこんなやついるのか!?と疑問に思うほどである…って、そんなことはまあいいか。 プレステを持っていない私はこのゲームを友人の家でやってみた。しかし大きな壁にぶつかる。私はある事実の前で大いに悩んでしまったのだ。 それは、「恋愛ゲーム」なんだし、主人公と守護聖なにがしとの間に繰り広げられるのは「恋」であるはずなのに、実質的にやってることというのはただの「ゴキゲンとり」に過ぎなかった、という事実だったのである。 これは衝撃的だった。「好きになったら機嫌とっとけ、そうすりゃ絶対実るんで」というのが、このゲームの論理だったのだ。恋愛成就の秘訣とはつまり「ゴキゲンとり」だったのである。 しかし、 (いくらなんでもゴキゲンとりはいかんだろう、もっと心のおもむくままに答えてたまたま相手の好みに一致、そしてめでたく結ばれました、というのがやはり「ロマンスゲーム」としての面目躍如では?) と思った私、徹底的に相手好みの答えを言わなきゃ成功しない公園デートで見事思った通りのことしか言わず、デート全不成功に終わる。ひどいときは相手を怒らせる。一方友達は、このキャラクターの喜ぶ答えはこれ、というのをきちんと暗記していてほとんどの場合成功に終わっていた。 そして私はといえば、守護聖たちと仲良くはなるものの公園デートで全敗するためつかず離れずの良好な友人関係に終わり、ついでになぜかライバルの女の子との親密度まで上げて女王への道をひた走る。最後にはいつのまにか女王である。ちがうちがう、そうじゃない!と言っても女王である。それもこれもゴキゲンとりが下手なところに諸悪の根源がある。 ---- 「恋って、ゴキゲンとりなんです!」…この身も蓋もない真実。そして堂々とそれを宣言してしまう「アンジェリーク」。 そうか、このあたりが「ネオ」?(違うんじゃ…) |
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| 00/1/15(土) am | ウソ日記 |
| 最近長期化が心配されるウソ日記ですが、とりあえずこないだに引き続いてまた書きます。今までの分は「Tが来る前に」をどうぞ。
---- すきやき鍋のふたを開けながら、サヤが子供のような歓声をあげた。 「食べてないの、最近?」 「よく考えてみなって。あたしみたいにフリーの仕事だと職場の飲み会で鍋っていうこともないし、だからって一人暮らしで鍋やったってさびしいだけだし、彼氏もいないし、あんたみたいな友達が近くにいればいいんだろうけど、これがまたいないと来てるし。食べる機会がなくなりもするよ。…いっただきまーす!」 肉に歓声をあげたはずなのに、サヤの箸はなぜか牛肉ではなく春菊をつまんでいる。 「彼氏をつくろうという気はないの?」 「ないない」 私の質問にサヤは春菊をおいしそうにほおばりながらきっぱり答えた。 「あたしの心は繊細だからね。レンアイストレスにはとてもとても耐えられないんだって。おお、それを自分でわかってなかったがゆえに今までおかした数々のあやまちたちよ。日々気持ち悪いし不整脈になるし胃に穴はあくし。ひとりのバカ男のために一晩中はき続けるなんてマネはもう二度としないよ悪いけど」 そんな大げさな…と言おうとしたがやめた。確かにサヤの場合はその通りだった。 「あんたはよく平気だよね。あたしがあんたの状況なら間違いなく死んでる。とりあえず最初にプロポーズされた時点で死んでる」 「死ぬの早いね」 早くも二箸目のサヤの横で、そう言いながら私はのろのろと器に卵を割る。 「即死よ即死」 念を押すようにサヤは言った。 そうか、サヤなら即死なんだ…と思いながら、私は卵をかき混ぜた。(また続くようです、すいません…) |
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| 00/1/14(金) am | ほしいもの |
| 最近日記が長文化している。
このサイトも作って半年を過ぎたが、はじめはスクロールなしで読めるほど短かったのだ。数行の日もあったのに。 でもこの傾向を反省していいのかこの調子でがんばれといっていいのかよくわからない。 ---- 将来のことを考えると、どうしてもいろいろなマイナス要因を考えてしまって全く決められない。無難な選択肢は確かにあるけど、それでいいの?と考え出すと結論が出なくなってしまう。 特に、「安定か生きがいか」という選択肢の前には本当に踏み迷ってしまう。 ハムスターを長く生かしておくためには、おがくずやティッシュの敷わらしか入っていない水槽のような箱の中が一番なのだそうだ。えさもペレット(粒状の餌)以外は与えちゃいけないらしい。 父がそれを聞いて「それじゃ面白くないだろう」と言った。 確かに実家のハムスターは、私が夜中にホームページの更新をする傍らで毎晩楽しそうに回し車で走って(疾走して)いた。どう見てもあれは嫌々しぶしぶ走ってるわけではなさそうだった。 私があげたバナナチップ(市販のハムスターえさ用)もおいしそうに食べていたし、ひまわりの種なんて食べきれない分は顔が三角形になるほど頬にいっぱいいっぱい詰めていた。いやなのに無理矢理詰めたり、気を使って食べたくないのに食べたりしていた風には見えなかったのだが。 でもそれをやると早く死んじゃうんだよね。 ああ、水槽か、回し車か… |
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