いや、きみじゃなくて。

 

 

 

00/7/31(月) am 夏祭り

夏真っ盛りである。猫まっしぐらとちょっと語感が似てるな…思えば「猫まっしぐら」っていうコピーは人の胸を突くいいフレーズだと思う。

あっ、ちがうちがう、そんなことはどうでもよい。問題は夏真っ盛りの方だ。前述の通り夏真っ盛りなので、個人的に祭りを開催することにした。夏らしく。

題して、「真夏のバイト・勉強祭り」である。キャッチフレーズは、「8月は15万稼ぎながら資格とります!」である。がんばればもろもろのバイトの稼ぎが総額15万くらいいけそうだし、20日には大事な難しい資格試験がある。毎回10分の電車の行き帰りに勉強してあっさり受かった秘書検定2級などとはわけが違うのである。

友人もみな忙しく滅茶苦茶暑い実家は帰っても楽しくないし彼氏もペットもいないとなっては、私の時間をつぶす命ある存在は全くないということになる。電話ひとつ来ないから、今すぐリュック一つで富士登山もできるし、樹海にも行けるし、そのまま樹海で野宿もできるし、「もう一度考え直して!」という立て看板を蹴倒すこともできるし、やりたいことはやりたい放題なのだ。

強いてあるとすれば、徒長しては挿し木で増えていく観葉植物数鉢だが、それだって思いついたときにじょうろの水とかコップに飲み残したミネラルウォーターとかを適当にかけていれば全く問題ない。観葉植物は私とどっかに行きたがったりもしないし、騒がないし甘えないので特に邪魔にはならない。というわけでやっぱり私が何をしても大丈夫な状況というわけである。

私は考えた。このくそ暑い中カップルはぴったり密着して毒にも薬にもならないことをおもしろおかしく繰り広げている。私にはそういう手かせ足かせ、なんの脈拍体温上昇因子も存在しないのだ。

思えばこの年齢でこんな状況、めったにない。結婚をひかえた妹にも言われた、「お姉ちゃんヤバイよ」。

そう、私は今、やばいくらい自由だ。この自由を有意義に使うべきではないか。

何をしても絶対に、誰も何も言わない。大体誰も私のやってることに興味なんてないんだから、何をしても勝手だ。他の人間のことを考えるという時間のつぶし方もできないし(考える人間なんていないため)、ひとりで遊んでも仕方ない。そうなったら、ひとりでしかできないことに時間を使えばよい。

誰かが下らない旅行で15万使う間に15万稼いで、好きなソフトを好きなだけ買えばいいじゃん。内蔵MOドライブも買っちゃえばいいじゃん。

というわけで、早速今日もK合塾で論文添削の採点会議に行って答案19枚。お題はズバリ「人間存在の透明性」。さらに、同じくK合塾の小論文コンクールの一次選考(要するによくない小論の第一次ふるい落とし)もやるので、あさってには小論文が300枚届く。他に塾の夏期講習もまだあるし、これで収入15万に着実に近づいている。

所要時間2時間半の資格試験用模擬試験が4回分あるし、大学の方もレポート2本&休み明けすぐ発表1回を控えているので、勉強もしっかりできそう。もうこれで、他のことを考える必要は何もない。

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ああ、私は今限りなく透明に近い存在。電話線を引きちぎってしまえば、私が生きているか死んでいるか誰もわからない。それ以前にそんなこと、誰も興味がないのだ。

 


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00/7/30(日) pm 疲労の原因
地獄のような3日間の夏期講習が終わって、あとは盆まで塾に行かなくていい。もうたとえようもなく嬉しい(盆の15日からまた3日連続だけど)。

くたくたに疲れたことは疲れたが、生徒と接するのは面白かったので(甘えん坊生徒も含め)まあいいかということにした。どうも私がぐったり疲れるのは、同じことをやっても他の先生より使ってる労力がはるかに多いかららしい、ということにも最近気づき始めている。

大きな教室を3つに区切って、講師1人生徒数人で自習を見て回る講座を私の他にも2人の先生がやっているのだが、時々注意して聞いてると3人の中で私が一番元気よくやっているようなのである。テンションも高い。

他の講師2人はどちらも私より年下の男性非常勤講師で、片方はKO(伏せ字になってないな…)法学部卒でいかにも繊細な秀才というタイプのI先生、片方は私と同じ大学の工学部、学部生でまだ幼さの残るS先生。

ふたりはそれぞれ国語と数学が担当で、聞いてるとずいぶん物静かに教えている。

I先生「問2は、選択肢のこの部分が、本文の20行目と矛盾するから……」
S先生「まず平方完成して……公式を使って…」

どうもこの2人の教え方と比べると、私はだいぶテンションが高いのだ。他の2人が石坂浩二だとすると、私は藤井隆みたいなものである。生徒に「力で押せ!」なんて言っているのは私くらいだろう。

「よし、じゃあ次行ってみよう!……わからない? とにかくカンでも何でもいいから埋めること。絶対投げ出さない!」
「うまくまとめられない? そういうときは、ナマのまま語尾を変えて入れる!」
「とにかく力で押す!」

お聞きの方は私の講師としての能力に疑問を感じるかも知れないが、これでも私だって国語講師、I先生と全く同じ内容を教えている。ただ、クール&スマートな彼らとは教え方がちょっと違うということなのだ。私はクール&スマートに勉強するのが大嫌いだし、そういう勉強法を教えるのがすべての生徒にとっていいとも思わない。

勉強ができない子には恐がりが多い。わからないから埋めない。恥かくのが嫌だから答えない。そういう飛べない子を見ているともどかしくて、飛び方そのものを教えたあとに、つい「とにかく飛んでみればいいじゃん」という台詞を付け足してしまうのである。この余計が、どうやら他の2人より私の疲労が大きくなる原因らしい。

要するに、他の先生は「手より頭を動かす方法」を教えていて、私は方法にプラスして「頭より先に手を動かす心意気」にまで口を出してしまうのかもしれない。考える前に飛べ。まず飛んで、うまい飛び方はそのあとで考えればいい。大事なのは飛ぶ勇気。

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自分がものすごいバカに思えてきた。これじゃあまるで運動競技のコーチ。体育会系じゃないか。私は果たして生徒にきちんと頭を使わせているだろうか。

こんな教師で生徒の明日は大丈夫かと危惧募るが、それでも一応得意な生徒のラインは甘えん坊男子生徒と女子生徒(オールラウンド)。あれ?

00/7/29(土) am 甘えん坊将軍

(注意!:今日は2つ更新してありますので、 この下の28日の日記もご覧下さい。)

塾のバイトでふらふら。そんな中、今日は塾の事務のK倉さん(女性)から、「チヒロ君からクレームが付きました」って言われた。

私の授業をとる男子生徒には、甘えん坊が多い。もうやめてくれっていうくらい多い。というか私は基本的に男子生徒には人気がなくて、「あれ、珍しくこの生徒は男なのに私のとこによくくるなあ」って思って見てみると全部甘えん坊という、そういうことなのである(ちなみに女子生徒の場合は、オールラウンドです)。すごく悲しい。

夏期講習中は集団家庭教師方式の授業(生徒数人先生ひとりで作業させながらぐるぐる回って解説する授業)が増えたのだが、生徒の人数がめちゃくちゃ多くて一人一人にあまり手をかけられない。とにかく一人一人の教材がバラバラなので、手をかけなくても大丈夫な教材で勉強している子についてはさらっと通り過ぎないとこっちも全然進行できないのだ。

だから自然と、生徒によっては解説をつけなきゃいけない子と、黙々と問題を解かせてひたすら自己採点をさせる子と差が出てきてしまう。だが、ここで私のお得意さんに甘えん坊が多いことがものすごい弊害になる。

なみいる甘えん坊生徒の中でもチヒロ君の甘えん坊度はピカイチだ。「甘えん坊将軍」の称号を授けたい。

「今日はこれやるんだったよね?」
「えー、やりたくないっすよ」
「いいからやるの」

っていうやりとりを時間始めにやらないと絶対取りかからない。とにかくやる気がない、全然分からない何もしたくないという態度をとることで私に甘えるのだ。

本当にやりたくないならやらなきゃいいのに、私に言われればさほど嫌そうでもなく取りかかるから、それがただの甘えだとわかる。それで、私から声がちょっとかからなかったりするとあからさまにやる気が減少してだるそうになるのだ。もともと勉強に対して目的意識がないから、自分の甘えたい欲求を満たす場として塾を使っているのかもしれない。

で、そんなチヒロ君が今日私に付けたクレームは何だったかというと、

「昨日、先生があまりかまってくれなかった」

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もうほんと、勘弁してよ…

00/7/28(金) pm 今日の夢

ものすごく悲しい夢を見て目を覚ました。

19日の夢も悪夢だったが、あれは吸血鬼に抵抗してやりたい放題やる夢だから別にいい。辛いのは、夢の中のマイナスの感情(怒りとか悲しみとか)が起きてからも残っている夢である。怒りながら目を覚ますのは比較的いいけど、悲しい気持ちで目を覚ますのはやりきれない。

怒りは、現実に戻って考えるとばかばかしいことで怒っていたりするので目覚めればすぐに消えてしまう。でも悲しい気持ちはそうはいかない。

夢に過ぎないとわかっているけど、夢の中で悲しい出来事を体験したという事実は残り、それが妙な形で「思い出」になってしまっていつまでも悲しいのだ。

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私は3列シートのワゴン車の2列目左側にすわっていた。他にも同乗者が何人かおり、ワゴン車はどこかに向かって走っている。運転している人も、隣や助手席にすわっている人もどんな人だったかは覚えていない。

私は胸に子供を抱いていた。自分の子供かどうかはわからないが、1歳にも満たない赤ちゃんである。私は上から大きな毛布を2枚ほどかけてくるみ、赤ん坊が冷えないように大事に胸に抱いている。

たぶん、私自身の子供ではなかったんだろうと思う。でも私はその赤ん坊にとても愛情を持っていて、大事で大事で仕方ない。

はじめ、子供はすやすや眠っていた。ところが途中から次第に弱っていく。うめいたり泣いたりするわけではないが、はっきりと子供が弱っていくのがわかる。どうしようと思ってふと見ると、赤ん坊の腕に目に見えない傷があるらしく、そこから細いすじになって血が出ているのに気づく。

大した出血ではないが、目に見えない小さな切り傷から、ひとすじ血が流れている。びっくりして私は赤ん坊の腕の血をふき取るが、傷口は見えない。ふき取ってすぐ、赤ん坊の腕からまた血が出てくる。

赤ん坊の命が危ないと私は思う。腕の出血は止まらず、その間も赤ん坊がどんどん弱っていくのがわかる。どうしよう。大事な赤ん坊が死んでしまう。もしかしたら熱があるかもしれない、と思った私は、寒くないように毛布で赤ん坊をくるみ直して、しっかり胸に抱く。でも、拭いても拭いても、赤ん坊の腕の出血は止まらない。

そうしているうちに、今度は赤ん坊の閉じられた両目から、血の涙が流れ落ちた。私は、これは本当に赤ん坊が死ぬかも知れないと思って、泣きそうになりながら血を拭く。だが腕の出血と同じように、血の涙も、拭いても拭いてもすぐ出てくる。

この子を本当に大切に思っている。けれどこの子はどんどん弱っていく。この子は死んでしまうのだろうか。死なないで欲しい、ああ、また血が……

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というところで目が覚めた。

やりきれない夢だった。途中でとぎれたので、赤ん坊が結局死んだのか死ななかったのかがわからない。腕の中でどんどん弱っていったのに何もできずその原因すらわからなかったことが辛く悲しく、起きてからもずっと悲しい気持ちが残った。

よく考えたら、私はにも「赤ん坊の弟が瀕死に陥り、一生懸命蘇生を試みる」という夢を見ている。この「瀕死の赤ん坊モチーフ」、何かあるのだろうか。

00/7/26(水) am ウソ日記
夏真っ盛りで、夏大嫌いな連打屋はもうふらふらです。というわけでウソ日記。

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「ヘビに追われてる? 何それミト?」

ふとんに入ろうとしていたサヤが、目を輝かせながら起きあがった。

「あんなヘビと結婚したなんて…」

ミトは悲愴な声で言った。

「もしかしてミト、ヘビって水元さんのこと?」

私がそう言うと、ミトはこくんとうなづいた。

「そういえばあんた、もうミトじゃないんだよね。ミズモトか。それともアサミって呼んだ方がいい?」

ミトは旧姓である。今は、正確にはミズモトだ。

「やめてよサヤ。あたしミトに戻る。あんなヘビの苗字、誰が名乗るか!」

「ヘビって、ミト……それはいくら何でもひどいんじゃ…」

私が言うと、ミトは頭をぶんぶん振った。

「とんでもない! あいつこそヘビの化身、気持ち悪すぎる! あんたとサヤは何も知らないから面白いかも知れないけど、当事者のあたしはもう寒気がするほど……」

ミトは両腕で自分自身を抱き締めて身震いをした。今にも泣きそうな顔。これは尋常じゃない。何だ何だとますます面白そうに身を乗り出すサヤ。私はサヤをたしなめるように目くばせしながら言った。

「ミズモトさんと何かあったんだね。良かったら話してみてよ」

するとミトは、私とサヤの顔を交互に見たあと、少し不安そうに私の方を見た。

「うーん……サヤはいいんだけど、もしありていに話したら、あんたは気持ち悪くしそうだもん…」

「気持ち悪くするって…」

「何でもOKに見えてあんたは意外と潔癖だし、婚約まっさかりの彼氏がいるっていうし、まだ同棲したこともないっていうし、そんなあんたがあたしの話なんか聞いたらそれこそ、つわりみたいに吐いちゃうよ? ヘヴィでディープなこの世の裏を、吐いてもすっかり見てみたい?」

「えっ…」

私の顔がひきつると、すっかり眠気がひいたらしいサヤはとうとうふとんから出てきて、ミトの前にすわった。

「よしわかったミト。じゃああんたがとうとうと長い話をしてくれる前に、私がリサーチ質問をすることにしよう。今から言う言葉が、これからあんたの話に出てくる場合はYes、出てこない場合はNoで答えるように」

「うん」
「では行きます。準備OK?」
「OK」

「不和」
「Yes」
「暴力」
「No」
「マザコン」
「それが本質ではないけどYes」
「独占欲」
「Yes」
「一方的」
「Yes」
「携帯メモリーチェック」
「Yes。っていうかメモリー消去」
「かごのトリ」
「Yes」
「尾行」
「Yes」
「異常な性行動」
「Yes」
「SM」
「Yes」
「し…」

「ちょ、ちょっと待った!」

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ほんとに「ちょっと待った!」で、次回に続きます。

この話、一体どこへ行くんだ…まあいいか、どうせつなぎのウソ日記だし。

00/7/24(月) am 一生懸命なだけなのに
とある後輩に電話連絡をしたら、彼女が私にこう言った。

「先輩、今日番号非通知で私の携帯に電話なさいましたか?」
「ううん、してないけど」
「そうですか、ならいいんですけど…」

あっ、似てるこの感じ。電話したかどうか聞いちゃうこの感じ。もしかしてこの子……と思いながら私はたずねてみた。

案の定、彼女はストーカーに追われているらしい。非通知で携帯に何度も電話がかかってきており、つい最近までストーカーは家にも来ていたという。私は今はじめて、この後輩に対して自分が感じていた親近感の正体を知った。

「あなたは豪快で強いからきっとカリスマ性があるんだよ。で、『俺を救って』ってそういう奴が寄ってくるんだと思うよ。もしかして、嫌いな奴からしか好かれないとか、そういうことない?」

受話器の向こうで、後輩が一瞬固まったのがわかった。

「あのう、先輩、そういわれると痛いんですけど……でも嫌いな奴しかってことはないですけど…」

「そっか。好きな人にも好かれているんだね。じゃあいいんだけど。強い人って往々にして、好きな人には『あいつはいいやつ』で終わって、嫌いな奴にばかり『俺を救って』ってすがられるパターンがあるような気がしたもんだから。そうじゃないなら何よりだよ。うん、よかったよかった」

「いや、でも先輩、いまの、やっぱり痛いんですけど…」

表から強くしっかり見える女の子は、発達不全の人にすがられることが多いように思う。まるで、力の強い霊能者が通りすがりのさまよえる魂にふらふらくっついてこられるように。そして次々に霊障が起きるのだ。

でも強く見える人っていうのは、実は弱いことが多い。風が吹いても倒れそうにしている女の子の方が、実ははるかに強く、したたかで計算高かったりする。しかしそれが、悪霊には全くそう見えないから厄介なのである。

悪い霊ほど、本当は滅茶苦茶強くてしたたかな女の子を外見から弱くて繊細だと思いこみ、本当はもろくて危うい均衡を保っているに過ぎない弱い女の子を強くてしっかりしていると思いこむ。だから強く見える女の子には、本当は自分はとても破綻しやすいのに、後ろにふらふら悪いものがくっついてくるという悲劇が起こる。

かわいそうに、この子もその被害に遭っているクチだ。ヘビに追われるシカである。

大体どうして、女一人の力で自分の発達不全やら不満やらが解消されると思うのか。女の子が自分をどこか光の射す方へ導いてくれるとか思っているんだろうか。そんなわけないのに。

自分が見つけられなかった方向性を、赤の他人に見つけだせるわけがない。自分自身で強くなればいいだろう。比叡山に行って修行するとか、高野山に行って修行するとか、羽黒山に行って修行するとか。

自分のことは自分でやるしかないのに、女の子がすべてを変えてくれるかのような思いこみのヘビが多くて本当に困る。そして強く見える女の子には、7/18日記に書いたような「さおりちゃんの悲劇」が起こる。いずれは深刻な人間不信だ。

せめて、彼女が好きな人にちゃんと好かれていることを願うばかりである。

一番助けの必要な人には絶対に助けが来ない。自分のことをしっかりやろうと一生懸命に生きているだけなのに、そういう人の後ろにはよけいな邪魔がくっついてくる。どうしてそういう悲劇が起こるんだろう。走っている人は走らせ続けてあげればいいと思うのだ。走り出す勇気もないふにゃふにゃの女の子についていけばいいのになぜそうしないのか。その理不尽さが悔しくてしょうがない。

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ついでに、ヘビの絵がかわいくなってしまったのも悔しくてしょうがない。

00/7/23(日) pm 自分への10の質問
1.今まで自分の口から出た言葉の中で、最も印象に残っている言葉は。
「私、まだまだ行けます。」

2.今後絶対やらないだろうけど、もしできるなら一度やってみたいと思うことは。
肉体関係無しの援助交際と、相手の人生も家庭も滅茶苦茶にする不倫と、出家。

3.SMAPのメンバーで一番好きでない人は。
稲垣吾郎。ただ、コントをやってるときはすごくいいと思う。

4.今一番欲しいものは。
3日以上の連休と、AdobeのPhotoshop5.5。

5.腹が立った相手にするとしたら、何をしたい?
遠くへ投げ飛ばしたい。

6.最近読んでいる本は。
「カンタベリー物語」。全然進まない。

7.今まで一番泣いた映画は。
「レナードの朝」。

8.ファミリーマートとローソンとセブンイレブンとサンクス、どれが一番好き?
最近はセブンイレブン。

9.最近のマイブームは。
読書(と言えるほど読んでないけど一応)。

10.大変ですね。
そうですか?

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最近長くなりがちだったので短くしようと思ってこういう形式にしましたが、全然面白くなくなってしまいました。こんな、羅列したって意味が……。というわけで今日はもう一回更新することにします。

00/7/21(金) am 女の情念
「噂をすれば影」とはよく言ったもので、友人との電話で別の友人の話をして電話を切ったら、その直後にさっきまで噂していた友人から電話。そのまま家に遊びに来て、帰っていった。自転車15分のところに住んでいながら、2ヶ月ぶりの再会。すばらしい。

なるほど、これを「術」と言うのであろう。私には「術」が使えたらしい。でも「術」はこういうふうに会いたい友人にのみ起こることだとは思えない。大嫌いな人の悪口を散々言ってその当人を呼ばないとも限らない。…いや、呼ぶとかならまだいい。それ以上に、マイナス作用があると恐ろしいから。

私が高校生の頃、中学生の時に私に嫌がらせをしていた連中の中で私が最も腹立たしく感じていた人と、2番目に腹立たしく感じていた人の家庭が、同時期に不幸に見舞われたことがある。当然私の仕業ではない。不幸の大きさとしても、とても私が何か小細工をして起こせるような類のものではない。母から2人の家庭に起こったことを聞いたのは、中学の頃のことはすっかり過去になっているような時期で、私は2人の不幸を素直に気の毒だと思った。でもその一方で、何だか恐ろしかった。

もちろん2つの不幸とかつての私の感情とは、偶然の一致である。しかしこの符合はいやな気分だった。「人を苦しめた人間には必ず報いがある」などという勧善懲悪の論理で切ってしまうには興ざめするほど、2人を襲ったのは大きな不幸だったのである。

当人が死んだとかではないが、まだ親がかりの身にとって家庭の崩壊や危機は、2人のその先の運命をねじ曲げるのに十分だ。冷静に考えれば、仲の良かった友達に嫌がらせを始めるような子供の家庭なのだから、大きな問題を抱えていてもおかしくないし、それが数年経ってとうとう完全に崩壊しただけの話かもしれない。でももし私のマイナスの感情がこの不幸を呼び寄せたとすれば何と恐ろしい話だろう。だとしたら、自分が怖い。

というわけで、今後嫌いな人のことは一切考えないことにしよう。その人たちのためにも。マイナス感情が相手に不幸をもたらすことがあったら、これぞまさに「女の情念」。怖すぎる。

これを反対にすると、始めに書いたようにプラス感情がプラスの出来事を呼び寄せるという法則になる。ポジティブ思考である。もし「情念」の力があるのだとしたら、その「情念」はそっくりそのままプラスに振り向けよう。そうそう、ポジティブポジティブ。

なるべくいいことを考えよう。ローンの速やかな返済。就職スムーズに決定。神が降りてきて修論一挙解決。やりがいと給料が比例する仕事。つきぬ才能。みるみるスキルアップ。出世。昇給。家を建てる。犬を飼う。お祝いにたまごの寿司。そうそう、いい調子。

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それにしても、何かが欠けた願望ばかりである。

00/7/20(木) am いとしのたまご
昨日に引き続き、今日も体調が悪く1日中寝ていた。さすがに明日添削の締め切りがあるので、夕方からいい加減起きて添削をやったが、やっぱり今ひとつのらない。

出ないやる気を無理矢理ふりしぼるためにテレビをつけたら、宮城ローカルの夕方の番組をやっていた。そこで、この間ラオックスで見た「すしあざらし」が取り上げられていた(あんなの→)。

そんな取り上げる程のものでもないと思うのだが、確かにかわいいことはかわいい。たぶんその番組の出演者のほとんど(若い女性以外)は、これのどこがよいのか理解できなかっただろうけど。

どうやら、すしあざらしは一応家族というコンセプトでキャラ設定しているらしく、お父さんとお母さんとお兄ちゃんと三つ子がいる(図は三つ子)。

もちろん家族全員ねたの違うすしなのだが、ぬいぐるみを見ていて「ん?」と思った。

(トロ以外、全部私の好きなねただ…)

私はトロが好きではない。ひどいことに、回転寿司に行っても魚を食べないのである。食べられないわけではないが、他のねたに比べてはるかに好きじゃないのだ。魚を食べずにそれ以外のものを食べている。なのでトロのパパはいまいちなのだが、それ以外のいくらママとエビ兄ちゃんと三つ子のたまごはみんな大好きだ。見れば見るほど私に「ぜひ買ってください」と言っているように見える。

エビやいくらは押さえもきくが、たまごはかわいらしすぎるのでつい「ぬいぐるみくらい買ってもいいかな」と心が激しく揺れ動く。しかし、お腹がすいているときにかみついてしまうのが目に見えるので、買えない。あまりにもおいしそうだ。

こんなことを書いている間に、またたまごが食べたくなってきてしまった。自分の描いたへたくそな絵を見てもこうなんだから、やっぱりすしあざらしのぬいぐるみは買わない方が良いようだ。

好物をキャラクターにされるのも困ったことである。

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あっ、オフィシャルサイトがありました。うわ、私の絵、手を描き忘れてる…。

00/7/19(水) am 吸血鬼
1日中寝ていた。寝苦しい夢の中で、おかしな夢を連続して見た。

1番強烈だったのは、吸血鬼の夢だった。

吸血鬼は金髪で、黒いマントを身につけた若い男だった。当然吸血鬼なので、私の首筋にかみつこうとする。

その夢は、薄暗い部屋の中で私の首筋に吸血鬼が牙を近づけるシーンから始まった。

「!!」

何すんだコノヤロー、と思った私はかみつかれる寸前で吸血鬼の胸を思いきり突き飛ばす。お前なんてあっち行け!

しかし私の力では、吸血鬼は1、2歩後ろに下がった程度。私の左肩を掴んで引き寄せ、再びかみつこうとする吸血鬼。その時私は、咄嗟に吸血鬼が左手に金属製のトレイを持っていることに気づく。トレイはちょうど料理に使うような金属製のバットで、中にはアイスピックやのみやナイフといった、木の持ち手のついた道具が並んでいる。持ち手の端の金属の部分が、窓から差す月光で銀色に光る。

何で吸血鬼がそんな物を持っているのか不思議だが(しかも血を吸うときだってのに)、トレイから私は素早くアイスピックをつかみ、近づいてきた吸血鬼の胸の真ん中から心持ち左の心臓の部分に力一杯突き立てた。

これで吸血鬼の体からは血が噴き出し絶命して私は救われるはずだった。しかしドラキュラの体からは一向に血は出てこず、まるで肌色の粘土にアイスピックを突き立てたかのような手応えのなさ。ドラキュラは全く平気な様子。傷口を見ると、思った通り、粘土にアイスピックが刺さったかのようにただ穴が空いているだけ。

こりゃいかん。ドラキュラはきっと死なないのだ。あそっか、もともと人間じゃなかったっけ。じゃあどうしよう、あ、とりあえず両手の自由をきかなくすれば私を襲えないじゃんか。よし、これで行くぞ。

でもドラキュラがよろけたせいで、道具もトレイも全部床に落ちて転がってしまった。のしかかってくる吸血鬼。拾っていたのでは間に合わない。私は手近にあった小枝を掴む。

(とりあえず利き手を使えないようにしなければ!)

私はなおもかみつこうとする吸血鬼の牙をかわしながら、吸血鬼の右腕を掴んで力一杯壁に叩きつける。そしてそのまま手のひらに小枝を突き刺し、壁に固定する。不思議とこの小枝は丈夫で、しかも吸血鬼の体はゴム状なので簡単に枝が突き刺さる。ついでに壁にも突き刺さる。作戦はうまくいき、吸血鬼は右手が使えなくなる。

やった! しかし、吸血鬼は残った左手で、しつこく私の肩を掴もうとする。このまま逃げたのでは小枝もいつ折れるか分からない。じゃあ左手も壁に刺して動かなくしなければ…さっき落ちた道具を拾わなくてはいけない。

あかりがなく、月の光だけなので部屋の中は薄青く、床の上に何があるのかはっきりとは見えない。追いすがろうとする吸血鬼の腕をかわし、何を使おうか考えながら床の上を探しているところで目が覚めた。

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目覚めが最悪だったことは言うまでもないです。でも、結構冷静に吸血鬼の倒し方を考えることができていたので、ちょっと安心しました。これで実践も大丈夫!

00/7/18(火) am 砂上の楼閣
妹から電話が来た。

彼女はこの冬に結婚を控えており、この間結婚式で着る衣装を選びに両家の両親も伴ってブライダルフェアに行ったのだそうだ。

白無垢の時のかつらをつけたら母に大笑いされて非常に不愉快だったとか、ドレスだけは二人で選んだからいいのが選べたとか、神前かチャペルか迷っているとか、まるで異国の言葉のようだった。

(ああ、いつの間にこんなに違っちゃったんだろう……いやでも待て、よく考えたら、この程度のカルチャーショックは日常茶飯事にしなくちゃ。これでショックを受けていたらこれから2年以内に到来するであろうウエディング・ラッシュと友人消滅の嵐に耐えられないぞ。)

とか思いながら、半分くらい頭の中を素通りする妹の報告に相づちを打っていた。

友人消滅の嵐、と書いたが、女同士の友情なんて砂上の楼閣である。いくらでもきれい事を書けば書けるけど、本当のところはやっぱり砂上の楼閣である。

お互いだけでの女の友情はフラットで安定している。けれどそこに男性の存在が入り込んだ瞬間から、砂時計の砂がこぼれ落ちて行くみたいになめらかに、音も立てずみるみる無くなっていくのがわかるのだ。

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中学2年生の女の子、さおりちゃんとゆかりちゃん。2人は幼なじみで、お互いに親友だと思っている。何でも話すし、同じ部活で、毎日一緒に登下校している。

ある時、ゆかりちゃんに初めての彼氏ができた。相手は部活の3年生の先輩。途端にゆかりちゃんは、さおりちゃんと一緒にいる時間が少なくなった。登下校は彼氏と一緒、お弁当も彼氏と一緒、休日に遊ぶのも彼氏と一緒、部活で話すのも彼氏と一緒、電話かけるのも彼氏の家。

ゆかりちゃんは今までと何だか全然違う雰囲気になってきた。大声で笑わなくなった。着る服も変わってきて、話し方も変わってきて、たまに彼氏とのデートがキャンセルされたときにしかさおりちゃんと会ってくれなくなった。久しぶりにさおりちゃんと遊んでも、何だかつまらなそうにしていて、PHSに彼氏からメールが来たときだけ、目が輝く。

ある日さおりちゃんは悩みごとがあってゆかりちゃんに電話をかけた。ストーカーっぽい先輩につけねらわれているのだ。誘いを断ってもしつこいし、どうしていいかわからないとさおりちゃんは相談したが、ゆかりちゃんは何だか上の空で、これから彼氏から電話が来ると言って電話を切ってしまった。

と思ったら次の日曜日、ゆかりちゃんは彼氏との待ち合わせ中にPHSでさおりちゃんに電話をかけてきて「例の変な先輩、大丈夫? そうなんだ。大変だね。…あっ彼氏来た、じゃね」。

女の友情って、そういうものなのである。よく知っている女友達も、男性の前では別人だと思った方がいい。彼氏ができれば、彼氏が1番彼氏が2番、3・4も彼氏で5番も彼氏。

私は何もそれが許せないとかいけないとか直すべきだとか言っているわけではない。男の人がいれば、女は男のものなのかもしれない。それはしょうがないんだろうとは思うし、もし私が友達に彼氏より自分を優先されたらされたで間違いなく動揺する。自分がゆかりちゃんの立場でも、そんな時に友達にまで注意を払ってはいられないだろう。しょうがないなあとは思うんだけど、でも事実として、女の友情は砂上の楼閣なのである。

さおりちゃんに与えられた解決策は何かというと、ゆかりちゃんの代わりになる時間つぶしの相手としてテキトーな彼氏を見つけることなのだが、そういう立場に追い込まれるさおりちゃんのような人に限って、来る人来る人ストーカーまがいの気持ち悪い男だったりするのだ。そんな苦労を続けながらさおりちゃんは成長する。さおりちゃんは、次第にどこか冷めた、達観した考え方を持つようになる。

いろいろ見過ぎて賢くなってしまったさおりちゃんに、もう恋はできない。恋はバカにならなきゃできないのだが、さおりちゃんはそうなるにはもうだいぶ遠くに来てしまった。

さおりちゃんは「自己実現」を人生のテーマに据えて、仕事のみに目を向けていくことにする。しかし彼女の悪縁は絶えず、ただ一生懸命仕事に打ち込みたいのに、どこかオタク臭漂うへたれ男が仕事を名目に次々アプローチしてくる。職場では毎日言葉のセクハラ。変な奴を遠ざける技だけが、着実に磨かれてゆくばかり。そのうちさおりちゃんの口癖は、「出たな妖怪!」(心の中で)に。

25を過ぎたあたりから、時々相談に乗ってくれていた女友達も結婚して次々に完全消滅し、さおりちゃんは27になる頃には同性にも異性にも絶望した、パーフェクトな人間不信に陥る。誰もどうせ好きじゃない。どんどん消えていくがいい。心の傷は深くなるばかりで、さおりちゃんは30を迎える。

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なんて無惨な人生だろう、とお思いだろうか。でもいくら無惨でも、これは周りの責任ではない。さおりちゃん自身のせいである。さおりちゃんの甲斐性のなさのせいにするしかない。どこにもあたりようなんて無いのだ。

お店に行って体に合う服が無くても、服屋に愚痴るわけには行かない。世の中の仕組みはそういう風にできている。悪いのは、オーダーメイドの服を作る金もないくせに既製服に体が合わない客自身。きれい事ならいくらでも言える。でも現実はそうなのである。

00/7/17(月) am 盛り塩
最近、不吉なことが多すぎる。

大体、「気持ち悪い」っていう単語がそんなに出てくる日常生活はまずいのだ。ここ数ヶ月「気持ち悪い」ことが高頻度で起こるので、そういう運気としか思えない。これはどこかで運気の波を変えねばならない。そういえば最近クロネコもよく見る。

今日友人宅で雑誌を見たら、風水の特集で「ベッドサイドに盛り塩をするのは吉」と書いてあった。盛り塩! そうか、魔よけといえばやっぱり塩。

ベッドサイドと玄関。あと北東の方向に。不吉なものをこれで祓って、明日は八幡様にでもお参りに行こう。いいか絶対来るなよ、こっちはお前の来るところじゃないから。衣の袖に糸のついた針さして、尾行して住みかと正体を突き止めるとか、そういう暇は私にはない。

それ以前に、私のところに寄ってくる魔物なんて小物も小物、そんな大物ではない。それが一番の問題なのだ。人に自慢できるほどの大物だったら別に盛り塩なんてしない。大物さんようこそいらっしゃいました、である。

こんな今日の私のキャッチフレーズは、「21世紀の十字軍、連打屋」。あらかじめ失われた輝かしい未来を取り戻すため、実体のない物に突き動かされて前に進むのか。

盛り塩は、白いお皿に粗塩10gだそうです。

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ヘビよけに塩って効くんだろうか。

00/7/16(日) am ウソ日記

夏空で暑いです。といったわけでウソ日記。以前までの分はこちらで。

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うとうとしかけた頃、猛烈なノックの音で目が覚めた。

「ひえっ! お、起きてサヤ! 何か怖いよ!」

飛び上がって急いでサヤを揺り起こす。変質者だといけないので、電気はつけない。

「あー…? うーん、とりあえずのぞき窓をのぞいてみなよ……」

サヤはだるそうに寝返りをうった。目も開けてくれない。

ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン! どんどんどんどん!

すごい勢いで押されるチャイムと、ノックの音が響きわたる。時刻は午前2時。

「やだよーサヤ、怖いよ…居留守使おうよ…」
「何言ってんの…しょうがないなあ…じゃあ、あたしが行くから…うーん…」

サヤはやっと起きあがった。眠い目をこすりこすり、ふらふらしながら玄関まで行ってのぞき窓をのぞく。

「あれぇ? ミトじゃん」
「ミト?」

サヤは念のためチェーンをつけたままドアを開けた。真っ暗な部屋の中に、来訪者の声が響きわたる。

「あれっ、サヤ!? まあいいや、お願い、あたしをかくまって!」

それは、高校時代の友人ミトの声だった。

ミトは、サヤと同じく高校時代からの古い友人で、今はもう結婚している。普通の奥さんはこんな時間に出歩かないものだ。いぶかしく思ったものの、一応安心したので電気をつけて部屋の中に招き入れた。ミトは何だかせっぱ詰まった様子で、硬い表情で私のふとんの上にすわった。

「どうしたの。何だか、猛獣に追われてる小動物みたいに見えるよ」

冗談ぽく私が言うと、ミトは悲壮な表情で顔を上げた。そして大まじめな顔で、

「そうなの。あたし今、ヘビに追われてるの」

と言った。

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というわけで、まだまだ続きます。

00/7/15(土) am 忙しすぎる
昨日おかしな電話の話を書いたら、親切な読者さんからメールが来て、ファックスの送信音ではないかと教えてもらった。ちょっと安心。教えてくださってありがとうございます。

でもそうなると、今度は誰かが私にファックスを送り続けているわけで(ちなみに今日も2回おかしな留守電が入っていた)、それはそれで気になるけど。……でもまあ、たかがファックスで、ターミネーターとかではなかったので嬉しい。

そういえば、今日は金曜ロードショーでターミネーターを見た。私は爆破・カーチェイス・銃乱射・血などの力任せ系アクションものが大嫌いで普段絶対見ないのだが、ターミネーターは以前無理矢理見たらアクション以外は結構面白かったので今度はビデオにとってゆっくり見た。

何が面白いって、未来にいるとかいうジョンの心境を考えるのが何より面白いのだ。自分の部隊にリースが入ってきたとき、そして彼に自分の母親の写真を渡した時、志願したリースを過去へ向かわせたとき、ジョンの頭をよぎったであろう様々なものを想像すると面白くてたまらない。未来のジョンはリースより10歳は年上だが、自分の部隊で戦うリースを見ながら「お父さん…」とか思っていたのだろうか。

年下の部下が自分の父だなんて普通の人なら動揺するが、そんな状況下でも自分で自分が生まれるための伏線をかっちりひいていたところが、如何にも「信頼に足る男」っぽくていい。できた人だ。その「できびと」ジョンは2で登場していたと思ったので、今度2を放送するときもビデオにとってゆっくり見てみよう。でも前に見た記憶だと、2は1より面白くなかったような気がするけど。

みんなシュワルツェネッガーのアクションが面白いからターミネーターを見るのかも知れないけど、私はアクションをやっているシュワルツェネッガーはあまり好きではない。

CMなどの影響かすっかり「シュワちゃんはいい人」のイメージがしみついていて、悪役で撃たれたり燃えたりつぶされたりしているのを見ると「本当はいい人なのに、かわいそう…」と胸が痛む。そんな私が1番好きなのは「ようちえんデカ」(和訳するとすごくかっこわるい)。ごつい体にエプロンというギャップがたまらない。

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というわけで今日は1日分全部ターミネーターネタでした。タイトルの忙しい話は読者のみなさんももう聞き飽きたと思うのでしないことにします。奥田民生の「マシマロ」みたい。まさに、本文とは関係ないタイトル。

 

 

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