なんか、似てる…?

 

 

 

03/1/29(水) pm 悲痛と呪縛のスパイラル
宇多田ヒカルのニューシングルを購入。

もうちょっと明るいのかなと思ったのに、これ以上ないくらい悲劇的な歌詞だった。可哀想に、戦場という非日常空間で出会ってしまったばっかりに、本質的には関係を構築できなかったはずの相手と不可能恋愛。

緊急事態かつゲーム的な空間で出会うと、かけひきと緊張感に隠されて、実は自分と全く合わないはずの相手とも一緒にいられてしまうこの不思議さ。

ところが日常モードに戻れば合わない点が洪水のように噴出、会うたび理解し合えず悲しいのに、それでも会い、ことによっては相手に自分を否定されながら独占され、それを特に拒否するつもりはないけど心は痛いというとんでもなく恐ろしい状況に。

「ああ、言わなきゃよかった…」という苦々しさ全開で、でもそうせずにいられなかった悲しさがにじんで、一層不幸。

じゃあ忘れたかというとそうではなく、今もしっかり自分の感情に縛られ続けていてなお不幸。この後どうするつもりなのかが読めそうで読めない内容。諦めるつもりはないらしいので、これがまた苦しさを倍増させる。

そういう「悲痛&呪縛スパイラル」にはまる状況はわからなくもない。そんなことって確かにある。

……本当に新婚なのか? 宇多田ヒカルは…

 


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03/1/13(月) am 私はハードな大河ドラマ系人生
大河ドラマ系の人生と、トレンディドラマ系の人生は、きっと決して交わらないものだ。

そんなことはわかっているはずなのに。

いや、答えはまだ出ていない。大体昔から、交差しないはずのものにばかり接近されて体を壊す悪循環なのだから。直感を信じて、前へ。

さあ、次の毒は何だ。

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職場で、私のキャラは誤解されている。

人間の尊厳を侵されたら死ぬキャラクターだということは間違いなく伝わっているようだが、私の本当の姿は、たぶん誰も見抜いていない。キャラ作り成功。

この間職場でカラオケに行って、「お前が歌いそうなのは……Kiroroだな」と先輩が私に言った。

まさか、ご冗談を。私は女性アーティストの曲はまず歌いません。好きなのはB'zです。歌ってもhitomi(SAMURAI DRIVE……って結局男性アーティストの歌か)です。かわいい女の子の歌は間違っても歌いません。そんなのは、つまらない。歌ってもストレスがたまるだけ。全く歌に共感できないんです。B'zの方がどれだけ自分の生き方とマッチしていることか!

……なんて、言わなかったけど。

誰も私が結構ハードな精神を持って生きてるなんて思っていないらしい。

虐げられた田舎育ちのスピリットは、見かけよりはるかにハードに仕上がっている。その事実にみんな気づいていないのはとてもいいことだ。

今は田舎者扱いでも馬鹿扱いでも何でもどうぞ。3年経ったら見てらっしゃい。私きっと、あなた達より稼ぐようになりますよ。なんか、うまいことやるとそうなりそうな予感がする。

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結局仕事だけが私の人生の花道なのだ。周りを見回すと、私生活では結局自分だけ友達からはるかに取り残されていることに気づく。次々飛び込むニュースたち。私が彼女たちと対等になれるのは、仕事だけ。

いつか、友達数人で人生ゲームをやったことがある。友達はさっさと学生時代を超えて就職し、結婚し子供が生まれる。なのに私は、すぐに抜けてしかるべき学生時代と就職初期を、台風に飛ばされて振り出しに戻っては繰り返していた。

せっかく台風地獄を抜けたと思ったら、今度はいつまでも結婚できず、したと思ったら子供がなかなか生まれず、資産も全くたまらず、ゴールも遅い。その割に、仕事にだけは不自由しなかった。まるでこの先の人生を予告されたようで、その時ちょうど院試浪人中で専門学校でダブルスクールをし「何度も学生を繰り返している」状態だった私は、盤上の喜劇が辛くて悲しくて仕方なかった。

人生ゲームは「絶対結婚できる」「絶対子供ができる」というルールがあるからああなっただけで、きっとあの調子じゃ普通は結婚すらできなかったに違いない。

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この間、仕事帰りにアップル先輩と一緒に電車に乗った。

アップル先輩「連打屋ちゃんも、彼氏つくりなよ。仕事ばっかしてないで」

いきなりのアドバイス。ううーむ。そんな、作ろうと思って作れるものじゃ…

私「ううーん、それって、作ろうと思って作れるものじゃないですから…。私、たぶん難しいと思います。すごく、難しいと思う」

アップル先輩「そんな、自分でそこまで言わなくても…」

ということは、アップル先輩も半ばそう思ってたでしょ? ていうか、そんなに私仕事ばっかりしてますか? してるか…

最近、私は本当にワーカホリックなのだ。私生活に山積する未だ解決しない問題を忘れ去るために、ひたすら仕事に埋まっていたいと思うことすらある。こんなに苦しいなら、自分の私生活なんかいらない。忘れたい。

山積する問題を解決する糸口は私の性格改善しかないが、ここまで来てしまったキャラクター、一体今更どうしろって言うんだよ神様。変えるには、私、胃を失わなきゃ無理だよ。とても溶かさずになんていられない。1個溶かしただけじゃ足りないかもしれないよ。

……ということで、頭を抱える私はまたもや仕事に没頭する羽目になってしまう。

まるで孤独な仕事の鬼みたい、私。

あ、まさにそうか。

仕方ない。すさんだ自分の心を危険から守るには、ただひたすらに仕事をしているのが一番なんだから。

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それにしても、私生活のことを考えるのが辛くて仕方ないだなんて。私は一体どういう20代なんだ。考えるほど、悲しく…

いや、そう、仕事があるじゃないか。こういうムダな悲しみに時を費やさないために、仕事があるのだから。

…本当に? 本当にそれでいいのか?

…だって他に、どんなやり方があるっていうの?

確かにそうかもしれないけど、でも目をそらしちゃ…

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ということで、私の心は日々混迷を極めていきます。

 


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03/1/1(火) pm 2003年、スタート
さんざん相談しているのに友人から相変わらず、

「…で、連打屋ちゃんはどうなの?」

って聞かれるってことは、私の「本心隠し」は今や天才的な熟練の極みに至っているのだ。

(えっ、この期に及んでもまだ気づかれないの!? しかも、友達に!?)

ウソだろと思うのに、大体の場合、ウソじゃない。

今年は「わかりやすい人間」を目指していくことにします。

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2003年になった。さて、今年はどういう年にしよう。何をしよう。

シンプルに3つ。

   1:逃げない。
   2:考えない。
   3:前を向く。

これでいいや。これで十分。人生の目標でもいいくらい。

私は、キズに強くならないと。傷ついてどこかに逃げ込むばかりでは、何も前に進まない。確かに、がむしゃらにやったところで前に進まないものも多くあるが、やらないよりマシっていうものだ。

その頑張りがきくからこそ、仕事だけはうまくいってきたんだから。

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実家に帰って祖母と話をした。

「ばーちゃんはな、毎日じーちゃんにお前のことを頼んでるんだよ」

「何それ」

「仕事ができるのはいいけど、仕事はおいといて、連打屋にいい人が現れたらひょっとつまづいてぶつかるように、連打屋にいい人が現れるように、って」

「ウソ!? そんなことをじーちゃんに頼んでるの? 毎日!?」

「そうだよ」

祖父にしてみれば迷惑な話だ。大体、客観的に見た「いい人」が孫の私にとっても「いい人」なのかどうかは甚だ怪しい。私のキャラクターからして、たぶん違うということはわかるだろう。孫はマニアックです、じーちゃん。

さらに、祖父は生前に何一つとして「前例」ってものを見たことがないんだから、非常に難儀な願いだ。

(かわいそうなじーちゃん…)

このままでは孫が見事な「適齢期逃し」をやってしまうと祖父は心から危惧しているのに違いない(確かにその心配は正しい)。

(……ああ、だからか……)

この間、命日にあんなことが起こった理由も、わからなくもない。あれはたぶん、祖父の精一杯の励ましだったのだろう。……もう、泣けて泣けて、仕方ない。

(そっか、じーちゃん。やっぱり私は、頑張れと……)

 


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