案外化石なのかもしれないけどさ。

 

 

99/10/30(土) am 留守番電話
今月は誤解の話が多い気もする。

帰ってきたら留守番電話が点滅していた。3件。大漁だ。珍しい。そして何と、高校時代の恩師からメッセージが入っていた。

「頼み事がある」と入っていたのだが、たぶん恩師の赴任先の大学見学会の話だろう。そういえば去年も今頃だったっけ。希望者だけうちの大学に来るらしいのだが、その時に何と私に大学の話をしてほしいというのである。で、去年は何の間違いか20人ほどの生徒の前で話をすることになってしまった。ほんとにこれぞ「僭越」。

去年はとにかく勉強しようと思っていたから、10代の(多少羨望の含まれた)純粋な目を向けられても何とか大学の話ができた。でも道に踏み迷った今、その役割はちょっと荷が重いような気がするけどどうだろうか(別に「勉強さぼってやれ」と思ってるわけでもないけど方向が変わってしまったし)。

別に正直なことを言ってもいいのだが、その方が話を聞く高校生には反面教師でよいのかもしれないが、そうするとまた恩師を悲しませるから嫌なのだ。恩師は高校時代からかなり私の能力を(いいほうに)誤解していて、私が大学でもしっかり勉強で身を立てていると信じて疑っていない。

しかも以前既に大学受験の段階でその期待を1度裏切っているので、そこで私また沈没しちゃいましたじゃあんまりのような気がする。身を削って自分に手をかけてくれた人に「失敗しました」って報告するのはもうやだ。今年もやったよそんなこと。あれは地獄。もうやだ。ほんとにもうやだそれだけは(おっと自分が切れかけているぞ。これはあぶないから話題を変えよう)。

じゃあどうすりゃいいかっていうと、どんな期待にも完璧にこたえられるなんてことはあるはずないから、やっぱり結局周囲を悲しませた罪を背負ってずるずる歩くしかないのである。私こんなんばっかりじゃないの。ああ、胃が痛くなってきた。

とりあえずこの教訓を生かし、今後はきちんとバカ娘としてのキャラづくりを心がけ周りから見放してもらう。そして就職先にはなるべくこういうしがらみのない場所にすべきかなあと思う次第である。何がつらいって自分の亡霊と戦うのが1番つらいんだし。

99/10/28(木) pm 小ネタばかり
私は左脳があまりよく動かない。何でも楽しいか楽しくないかやりたいかやりたくないかという直感的なモノでばかり決めてしまうので、もともと左脳が動かなくなっているのに違いない。論理がどうこうって考えていると、何だか途中で必ず疲れてしまう。やっぱりあまり勉強は向かないんだろうな。軽く落ち込み。

「就職のことも考えないといけないから」ってつぶやいたら、受話器の向こうで友人が吹き出した。「アンタが就職した姿って、ちょっと想像できない。」って。

どうやらマンガのネタづくりも私のやってるお勉強の仕方も非常によく似たとこがあるらしく、「誰かにネタをしゃべらないとうまくカタチにならないことがわかった。」と彼女は言った。プロの話し相手にしてもらって光栄です。

ものすごく久しぶりにうちにお客さんが来たので、今年の誕生日に友人からもらったペアのティーカップを初めてそろって使えた。うれしい。

今日は7通もメールが来て、2本も電話が来て、お客さんがひとり来た日だった。そういえばウソ日記では人が遊びに来る話をかいているけれど、実際の私の生活では人がうちに来ることはほとんどない。人がいつでも遊びに来られるくらいきれいな部屋にしておかなきゃなぁとぼんやり思う。

それにしても、この猛烈な「負け感」はいつになったら克服できるのだろう。どうなったら克服できるのか誰かに教えてもらいたいが、究極的には克服のためにははっきり言って自分以外の全部をすべて殲滅(あ、この言葉ちょっとなつかし)しなきゃいけないんだろうな。いや、「そこだけ勝てればそれでいい」という絶対の価値観をひとつ手に入れてその中で勝てればいいのか。

でもそんなものどこにあるのだろう。答えが「彼氏」だったらすごく嫌だ。「金」の方がまだマシかもしれないと思ったりして。

99/10/27(水) am 実り多き日々
止まっていた時計をここ数ヶ月でいっきに進めている。

方向を変えると人間の生活も変わるんだなあとつくづく思う。いろんな人と話すときの姿勢や話題も違ってきているのだが、それは何をしていいのかわからなかった今までに比べればいろんなことがはっきりしているせいなのかもしれない。

親との会話も違ってきたし、知らない場所もだいぶ慣れたので、知らない人と知り合いになったり、知らないところに行くのが楽しくて仕方ない。……と言ったところで、そろそろTくん登場が望まれます。以下創作。ちなみに1回目は9/8、2回目は9/10、前回は9/23でした。うわひとつきぶり。

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そのときふと、外の道路を通る車の音に水音が混じっていることに気づいた。

「ん? なんか今『ざざーん』って…」

もしかして…と思って窓の外を見ると、ベランダのはしのコンクリートがぬれている。やっぱり。雨だ。そういえばTのやつ、なにでうちに来るんだろう。駐車場がないから車はダメだって言っておいたから、バスだろうか。するとちょうど、玄関のチャイムが鳴った。

ドアを開けると全身クリーム色のTがいた。まだ時間の10分前だった。

ごめんね遅れて、と言った後、何だか重たそうな紙袋を持ってしゃわしゃわ音をたてながらTは入ってきた。まるで雨の日の新聞配達員のようないでたちだった。

「ちょっとタオル貸して」

玄関先で立ち止まってそういうので、私はクローゼットの引き出しからタオルを出してきた。

「あ、そんなにいいタオルじゃもったいないんだけど。いいの?」
「ああ、いいよいいよ。タオル余ってるし」

タオルを受け取ると、Tはクリーム色の雨合羽をものすごく手際よくふき始めた。こりゃあ使える。「こいつにはぜひ老人介護をさせてみたい。」と思いながら、私はTの左手の紙袋を受け取った。受け取るときがしゃりと音がしたから、きっと中身はレンタルビデオだろう。

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また続いてしまった。一体この話はどう終わるのか全く分からなくなってきた。近々デイリーライフ内にこれらウソ日記を1本にまとめたページを作りますんで。今後もネタ切れのつなぎに使っていきます。

99/10/24(日) pm ソウル・オブ・ティーチャー
今日はバイト先である塾の講師研修会であった。

うちの塾はだいぶ傾いているらしい。あと半年こうだともうたたまねばならないようなのである。そりゃまずい。せっかくテストとか研修までやってこの塾にバイトするようになったのだし、こんなとこでムダになってはたまらない。バイト代がなくなればローンも返せなくなる。

(この年で家賃くらいのローンを月々抱えているのだから私は。あれ? そうか、私ローンを返す気になれば家賃が払えるのね。そりゃすごい。)

で、研修会。上司としてはバイト講師どもにテコ入れするためのものだったらしい。うちの塾は出席したぶんしか金を払わなくて良いというシステムなため、生徒が出席しないことには稼ぎにならない。しかしながら生徒の出席率がよくない。これを何とかするために、講師の意識を徹底してとにかく生徒をこさせる授業および接し方をするようにということらしい。とりあえず至極もっともな話ばかりだった(授業も接し方も、要するにプロの仕事しろってことだし、生徒に媚びろってんじゃないからね)。

なんでもこれからは講師の授業の出席率が良かった場合、ボーナスが出るらしい。ひゃっほう!! これを逃す手はない。がんばればローンが払えるのだ。かわいそうな親のすねの摩耗率が少し減る。そして愛しのダーリン(G4アップルくん)にMOドライブをつけてあげられるじゃないの!

その中で講師の営業成績みたいなもんがちょっと話題に上った。営業成績イコール生徒の出席率。トップはもちろん専任講師の2人だそうだが、なんとびっくり、バイト講師の中では私の成績が1番なのだそうである。「古文で引っ張っていける先生は珍しい」なんてほめられちゃったよ。

私は始めてまだ半年でバイト講師の中では1番キャリアが浅いし、ウソ?と思ったがホントらしい。

しかしこれにはわけがある。私の担当している高校2年生の生徒たちがたまたま非常にまじめなのだ。で、何だかよくわからないが毎回来てくれる(私がちびっこだから同情してくれているのかもしれない。「かわいそうに先生、そんな寸足らずの肩に重いローン抱えて…」ってそんなわけないか)。一方私の3年生のクラスになると、うちの塾の3年生は全体的にやる気がないらしく一向に出席しない。それでも平均すると私がバイトじゃ1番なのだそうである。不思議だ。

もしかして向いているんだろうか、教師。家業が教師(これはもう言い切れるであろう)だし、小さいころからこのカラダにしみついた教師のソウルがもしかして…と思わずにいられない。

でも向いてることイコールやりたいことだと勘違いしてそっちに向かっていくと必ず手ひどいしっぺがえしにあう(経験済み)から、向いていてもギリギリ(のたれ死に)まではあえてそっちには行かないつもりなのである。教師ってのは、教師という職種に対して夢を持ってる人の方がいいような気がする。1歳差でも年下のひとびとはいとおしいと思うが、教師の家に生まれた私は教師という職種の嫌な面を山ほど見ていて夢なぞひとかけらもない。これではいけないだろう。

きっとこれで「教師になる」って言ったらさぞ安心させてあげられるんだろうに、おとうさんおかあさん、ごめん。

99/10/24(日) am 名札のある職業
さっきからお隣のフジタさんが非常にうるさい。といってもお決まりの騒音ではなくて、今日は珍しくどうやらフジタさんはゴキゲンななめでミカちゃんとケンカしているらしい。暴力をふるっているような気がする。どかんがすんいっているし、彼女が時々首を絞められた猫のような悲鳴を上げるから、これはプレイではあるまい。ってそんなことはまあいい。

私のやっている塾講のバイトは時給がよいとは言い難いのだが、とても気に入っているところがひとつある。それは名札があること。

やばい、ミカちゃんが泣いているようだ。「○○(フジタさんの名前)には関係ないもん!!」…そうだな。私にもとりあえず関係ないな。

で、なんの話だ…って名札ね。そうそう。

うわっ何だ今の、ずががん!!って…。ドラクエの「かいしんのいちげき」みたいな音がしたぞ。そして静かになった。「フジタはミカちゃんをたおした!」ってまあいいか。

名札ね。そう名札。気に入っている。プロフェッショナルの誇りはまず名札から。エヴァンゲリオンも踊る大捜査線も何がいいってみんな名札ついてる。業界の人も名札ついてる。パスみたいなの。

できることなら名札のある職業についてみたい。胸元にかっこよくラミネートされた顔写真つきのかっこいい名札。あこがれだ…

それにしても、ほんとにフジタさんち静かになってしまった。ミカちゃん、今夜も丸め込まれてしまったのか。男の底力ってすごい。

99/10/23(土) am とうとう夢まで
昨日Tくんの話をしたからだろうか。とうとう夢にTくんが出てきてしまった。

そういえば、こないだ友人に「何でTなの?」って聞かれたが、よくある名前だからTにしただけの話なのである。しかも、Tは名字である。よくありますよね、Tで始まる名字。

それにしてもTくんは全くの架空の人物で、顔立ちも私は特に決めてなかったはずなのに、そしてTというのは名字だったはずなのに、夢の中のTくんは今でもはっきり思い出せるほどしっかり顔があって、ついでにトシヤっていう名前があった。

ホント、Tくんとは思えなかった。切れ長の黒目がちの目で、なんか色が白くて、髪が長めで……ぶっ。笑える。ホストと見まがうばかりであった。あんなの、Tくんじゃない!

それにしても全然知らない人の顔がしっかりできあがってるっていうのがすごい。怖ろしいぞ私の想像力。

99/10/21(木) pm 白い犬と青いヘビ
以下、創作(そういえばTくんがまだレンタルビデオ屋に行ったままですが、それとは全く関係ない話です)。

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かまれれば死ぬということは知っていました。

あるところに、小さい白い犬がいました。ある日犬は、道の途中で一匹のヘビにあいました。お隣のおばさんの家に行く途中の道に、とぐろをまいたヘビがいたのです。

ヘビのうろこは青緑色で、玉のように光って見えました。かまくびをもたげて、こちらをじっと見ています。こちらが気づくずっと前から、見ていたのかもしれません。犬が今まで見たことのない目をしていました。「ヘビは、僕らよりずっとよくものが見えるんだ」…犬は、おばさんの家のみけの言葉を思い出しました。

白い犬は、動けなくなりました。怖かったわけではありません。もう少し、ヘビの目を見てみたかったのです。ヘビの顔はこちらを向いているのですが、白い犬の目を見ているのではありません。けれどやっぱり見ているのです。

白い犬は道ばたで、しばらくヘビが見ている方を追いかけました。少しならかみつかれてもいいと思いました。少しずつ、犬はヘビに近づきました。ヘビも巻いたとぐろをほどいて、舌を出しながら近づいてきました。動くたびに、ヘビのうろこが光りました。

とうとう、白い犬は青いヘビのすぐそばまできました。ヘビのうろこのもようが、小さいところまでよく見えました。普段は見えないうら側が、白い色をしているのまで、よく見えました。ヘビはずっとこちらを見ています。

ヘビがひときわ大きく頭をあげました。犬はかみつかれると思いました。ヘビは犬の目を見ました。そして、まぶしそうに目を細めると、くるりと横を向いて、青いうろこを光らせながらそばの草むらに消えてしまいました。白い犬はしばらくふりかえって見ていましたが、そのままおばさんの家のみけのところに行きました。

「かまれなくてよかったね」とみけはいいました。

99/10/19(火) pm バランス
最近本当に日記書きに溺れている。まったくもって溺れている。私と知り合いでもない通りすがりのネットサーファーのひとが読んで面白いのかどうかはよくわからない。自分が面白いように書いているだけなので、ほぼ自己満足。

そういえばウェブ日記批評サイトおできチャンネルでは「内容は嫌いだがデザインはよい」と言われていたっけ。せっかくほめられたけどデザインはM's Materialさんのグッドな素材に負うところが大きいから意味ナシ。結局丸裸なのだわこのページは。

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やっぱり、長く起きていれば起きているほど蓄積が大きいということを実感する。今日もすごいよ。5ラウンドくらいこなした。えらいぞ自分。

でも最近思うことだけど、動き回っているせいか今年度はとても濃い年のような気がする。私はひとつどころだけにいてものびないタイプなのかもしれない。どうやら右脳だけ、あるいは左脳だけを使っていると思考能力が落ちていくタイプのようだ。

必ず、全然別の2つが必要なのである。どちらかに絞ると、パワーそのものが落ちていくから、全く異なる2つをそれぞれでこなさないといけない。そしてそういうやり方の方が結果的に片方だけに絞るより良かったりするのだ。2つのことをやるとパワーの総量が増加して、さらに頭の働きも活性化するような気がする。たぶん今年度の中身が濃く感じられるのは、掛け持ちのせいで大バカからおバカくらいまで回復したからだろう。

国語と理科とか、ウインドウズとマックとか、大学とスクールとか、取り組むときの頭の働かせ方が全然違うものを2つ以上やっていないとダメになる…ということに、最近気づいた。そういえば私って何かと掛け持ちが多い。2倍大変なだけだというのにその方が1つしかやってなかったときに比べて格段に生き生きしている(自滅型人生)。となると、就職結婚出産育児老後等、もろもろの場面で私の将来が心配されてくるのだがまいっか(いいのか!?)。

掛け持ちはバランスが難しい。人間やっぱり1番多くいた場所に1番濃く染まるはず。だとしたらたくさんの掛け持ちの中でも自分がより好きなものに、他よりも少し比重を置かないといけない。掛け持つこと自体はできても、大事なものを見極めてバランスを保つという1番困難な作業がきちんとこなせているかどうか、少し不安である。

動物占いで見事「たのしけりゃいいじゃん」のコアラタイプ(おおむね当たってるが恋愛体質はハズレだな…)に分類された私である。目先の楽しさにかまけて方向を見失うかもしれないから怖ろしい。もうそれだけはいかんぞ、自分。

99/10/18(月) am 文字化
文字化って人の本性をあらわにするのでしょうか?

文字化、と言っても、論文とか作文とか、ああいうかしこまったのじゃなくて。日常的に話す感覚で文字化したもの。たとえば、ネット上の掲示板。電子メール。ケイタイ・PHSのショートメール。

まあほとんどはイメージ通りの文面であることが多いけど、たまに「ウソ!?」って思うくらい文面が普段のイメージと違う人がいる。

以前から、「Aのやつさ、こーんなバカなことやってるらしいよ」と聞いていたが半信半疑だった。しかし、とある掲示板でのAの書き込みを見て、「ああそうか、こいつやっぱりバカだったんだ。」と疑問が氷解する……ということもあるよね(同意を求めてみる)。

バカさ加減を文面でどう計るかっていうのは人によるだろうけど、内容はもちろんのこと、記号の選び方でも自分と合うか合わないかくらいは計れる(たとえば「。。。」の多用を嫌う人いるらしいですね。私も好きじゃないが)。

そういえば顔を見ただけではよくわからなくても、声や話し方で中身がわかるっていうこともありますしね。speedの上原多香子とか。めちゃくちゃ美人なのに、声(というか話し方)を聞くと明らかに演技はムリだってわかる。しゃべらなきゃいいのに、しゃべると、女優には必要不可欠な感受性や説得力みたいなものが欠けぎみだとわかる(私だけ?)。多香子ちゃんには是非しゃべらないドラマに出て欲しいものです。

とここまで書いて何だか、すべてが自分にはね返ってくることのような気がしてきました。本性とか声に出るバカさ加減なんてこと、この私が言えることじゃないよなぁ。

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それにしても今日は感動的な日であった。父が体力づくりをしている、という母(51)の話に涙。父(52)はプールに行って体重を5キロ落としたらしい。そして鼻炎の治療に通うお医者もいいところにかえたようだ。私がいくら言っても「そんなヒマはない」一点張りだった父が。

理由がまた泣かせる。来年からもしかすると異動になって激務になるかもしれないからだそうだ。そこまでして働いている人の収入を搾取している自分が情けなくなりしばし絶句する。私はやっぱり今すぐ死んだ方がよいのではなかろうか。という言葉がちらりと頭をよぎり、消える。

くそっ、こうなったら絶対に金をたんまりもうける職業についてやる。どんなかよくわかんないがとにかく。そしていつか必ず、私がかじって摩耗させてしまった両親のすねを、18金(安いなおい…せめてプラチナって言えよ)で補填するのだ。がんばらねば…

99/10/16(土)pm 小ネタ集
心に余裕のある時しかやらない家事ってないだろうか。

あまり生死にはかかわらず、普段目につくようなことでもないことに関する家事っていうのがある。こういう家事は、心に余裕があるときしかやらないものである。私の場合は、靴磨きとアイロンがけ。

たまたま昨日少し時間があったので、ずっと気になっていた靴の手入れ用品を買おうと思い立った。いつもはいている靴の先の茶色がひどくはげてきてしまっていたのだ。ひょいっとよったデパートの靴売場でリペア用の靴クリームと靴の汚れ落としローションを買えたので、今日靴を磨いた。

リペアクリームというのは本当に靴の色を補充してくれることが判明した。おかげで色の剥がれ落ちた部分がほとんど目立たなくなった。

靴を磨いている時間はまるで瞑想かアロマテラピーだ。アイロンがけもそうだが、不思議な自己陶酔感があるのはなぜだろう。そして不思議と満ち足りた気分になる。私が変なのか?

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いつもひいひい言いながらも懲りずにまた今週も小論文の添削を抱えている。今回は20枚。そして給料は1枚なんと1100円! 普段の230円増しだ!! いつも通り1時間4枚やれば時給4000円! すごい!

でもあまり手放しには喜べない。高いペイにはちゃんとわけがあるのだ。なんとなんと、課題文は私の1番苦手な経済に関する小難しい評論である。さらにさらに小論のテーマは「グローバル化した市場経済における国家の役割」(!)だって。まさにとどめだ。

やめてくれ……本当にやめてくれ。金融に国家にああもう。私バカ娘なんでこういうのダメなんだって! 自分だったらどんなので書くかというのが想像つかない。これはちょっとすごい。

一緒に会議に出た先生たち(もちろんみんな院生とかだが)みんながみんな私と同じ問題というわけではなかったらしい。他に2つ問題のバリエーションがあって、他の2つだったらうまいこと添削できそうって思っていたのに、運が悪い。私と同じ境遇に陥った人は他に2人しかいなかった。しかも2人のうち片方は博士課程っぽかったし、もう片方は文学部ではない。

不運だ。絶対おかしい。誰か交換しようよ……と思っていたら、いつもお世話になっているK合塾小論課のKさんが会議で「先生同士の答案の交換はやらないようにしてください。答案は先生の専攻やレベルに合わせて配布してあります。」だって。

Kさーん、だったら私の場合は間違いだよー。こういうのはこういう浮世離れした専攻の奴じゃなくてもっと足が地に着いた法学部とか経済学部とか、あってもせめて教育学部でしょう。文学部の中で社会系ですらない、本格的に浮世離れした専門の奴にこんなん添削させて良いの?

いつもぎりぎりで追い込む方式の私だが、今回はさすがに危惧し、今日から添削を始めるつもりである。水曜締め切りなのだが……大丈夫かなぁ。

99/10/15(金)am 絶対時間数が解いてくれる
今日は、早起きひとつですべてが片付いた。

書道の授業も、気になり続けていた後期の授業料も、切れかけていたコピーカードの度数補充も、図書館に頼んでそのままに放置していた文献複写も、数ヶ月分ため続けていた水道代も、苦しい誤解も、早起きひとつでいっぺんに解決してしまうんだなあとしみじみ思った。

しかもこんなのは第1ラウンドにすぎなかったのがまたすごい。今日は第4ラウンドまで戦った。少し偉かったぞ自分。いろんな刺激を受けた。少しはバカじゃなくなったかもしれない。朝7時に起きて1日中フルに活動すると、頭の中にかなりいろんなものが詰まるんだなと感動した。早く起きた分、いろんなところにいる時間ができるのだ。

いろんな世界をかけもつというのは、どれもこれも中途半端に終わる危険性を多分にはらんでいるけれど、うまく活用できたときはとてもたくさんの実りを与えてくれるものらしい(当然か)。狭い世界に留まるなというのはそういうことなんだね。

ここ数日割と早めの時間から活動しているので、書きたいことが山ほどあってどうしようと困ってしまう。昨日も本当は書きたいことがあと2、3あったがスペースの都合で断念している(どれも書くと長そうだった)。

「あしながおじさん」のジュディを思い出す。「バスケで転んでものすごいアザが」とか「ジュリアが仮装」とか「図書館でめちゃ本借りた」とかガンガン書きつづっていたジュディも、きっと私のように日々是精進の生活だったに違いない。キミと私の違いは援助してくれるおじさん(怪しいなこの響き)がいないという点だけかもしれないよ。

とにかく時間を作って顔を出す、その場に身を置くということの大事さを痛感した日だった。私はとんだバカ娘だけど、この調子でいろんなところに行っていろんな場に身を置けば、少しずつはバカじゃなくなるかも。こんなに毎日早起きできる体力があるとは思わないが、週に半分くらいはこんなのをつづけていれば…。

99/10/14(木)am 上司から千円もらった日
バイトに行った。私は本当に、バイト先では全く誤解されているような気がする。理由はわかりきっている。私が本来の自分とは少し違ったふうに動いてみているからなのだ(一般にそれを「演技」というらしい)。

と言っても全く私が抵抗のあるキャラをやっているわけではなくて、私の中のある可能性を限りなくのばしていったらこうなっていただろうなぁというものにすぎないから、まるっきり私と相容れないわけでもない。こんなことはたぶん誰にでもあることだろう。

ただそれにしても、バイト先での私のイメージはかなり誤解されている気がして今日はさすがに心配になった。だって別にウソばかりついているわけではなく、聞かれたことも反応も60パーセントは演技だが40パーセントは本来の要素が入っているんだから。

とりあえず、バイト先で1番偉い上司が1番誤解しているようだということはわかった。当初からそうだったが上司は私を相当に誤解しており、「浮世離れしていて休日は図書館ばかり行き、あとは自宅と大学の往復で勉強しまくり本読みまくりめちゃくちゃまじめ、趣味は詳しくは知らないがとにかく純和風で高雅かつブルジョワの香りのする何か、旅行に行けば故事来歴を語りながら散策する」というような、まるで化石のようなイメージに定着しているらしい。

我ながら、私ってすごい女優だワと思わずにいられない。よくぞここまでやったな自分。ニチジョウの私を知っている人は今これを読んでパソコンの前で笑ってるはず。苦笑か失笑か(爆!)かわからないがたぶん笑っている。絶対。

それにしても何をどう演出してこうなったのか自分でもよくわからない。こんなバカ娘(学校ではさぞバカだと思われていることであろう)が「まじめで勉強のできるイメージ」に見られることはとてもうれしいことなのだが(これはある意味演技意図にかなっていた)、それ以外にこんな「化石」的イメージにまで広がるのは予想外だった。

まあとにかく一応「化石」ということでイメージができあがったようなのであるが、それでも謎に包まれている気がするらしく上司はよく私に質問をする。自分がつかめていないところがわかっていて、なかなかカンがよい。「趣味は何か」「休みは何をしているのか」「好きな異性のタイプは」「カラオケで何を歌うのか」等。おもしろい。

だが私はせっかくのイメージを台無しにして新たな「パソコンオタク」としての自分を作り上げたくはないので(さすがに場所を選びます)、パソコンやスクールのことは絶対に言うつもりがない。となるとやはり肝心の趣味や余暇の過ごし方は謎のまま。

上司は永遠に私の性格や趣味に謎が残るのだろう。あわれ。面白いからそのままにしておこう。大丈夫だ、うちの両親もよくわかってないだろうから。

私はあるタイプの人からは非常にわかりやすいと言われるが、一方であるタイプの人からは全くわからないと言われる。なんか聞いても聞いてもつかめない感じがするらしい。上司は後者のタイプだったのだろう。以前後者のタイプに分類した人たちと全く同じ質問をするのでおかしくてしょうがない。だが一つだけいえるのは、たぶん質問に私が正直に答えてもおそらく永遠にわからない感じがするだろうということである(前例あり)。そして同じことを何度も聞くのだ。

神様のように俯瞰でもできない限り、ほかの人間からある人間が一方でよく見えて一方で見えにくいということはあると思う。まるで一つの石がある方向からよく見えるのに、別方向だと障害物に隠れたり盲点に入って見えなくなったりするようなものだろう。どんなに情報を得ても見えないタイプっていうのがあるのかもしれない。

今後もどこまでイメージが一人歩きするのか、バイト先ではそれが楽しみベスト3にランクインしてきそうだ。