ミレニアムでござりまするぞ、殿!
| 99/12/31(金)pm | 転がる石 |
| 今度こそ私は苔むす石になれるだろうと思っていた矢先、やっぱり自分が転がる石だったということが判明し、試行錯誤する年になると覚悟したのは3月だった。
自分を取り巻く日常も人間関係も、自分が前もって持っていた未来予測が一瞬にして壊れるあの快感。その後の後始末の煩雑ささえなければこういう出来事は、持って生まれた生存本能および闘争本能を目覚めさせてくれる。 「一瞬先は闇」「昨日の友は明日の敵」というのは、私のような人間にとってはプラスだったらしい(ちょっと悲しい)。 とにかく時間を無駄にしたくなかったので、1週間を片っ端から全部埋めてみた。結果非常に忙しく、いろいろな顔を使い分けなくてはならなかったが、これが案外自分に合っていた。ピッタリすぎた。 「中途半端」という状態ははっきり言って格好悪いに決まっているが、私の場合、何かひとつだけを見つめ続けるより相互にいい影響を与えられることが判明したのが夏頃だった。 ちょうど、国語しかやらないより理科もやった方が、結果的に両方の成績が上がるように。自分はひとつに絞ると全部ダメになるタイプだったんだ、ということも同時に知った。 履歴書上に増えるのはたったひとつの資格に過ぎないが、この1年はいつになく収穫の多い年だった。周りのみなさんに深く感謝。 来年(って15分後)には苔むす石を演じなくてはならない場面が多々あるかも知れないのだが、自分が何者か(転がる石)ということだけは忘れないようにしようっと。 |
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| 99/12/31(金) am | 雑記(帰省モード) |
| 帰ってきた。
例年よりは少ないものの、雪が家の周りに残っていた。田んぼも真っ白。実家の最寄り駅(と言っても車で20分もかかる「最寄り」だが)に電車が近づいてくると、周囲に見慣れた風景が広がって思わず「そうそう、これこれ。」と呟いてしまう。 最近は仙台にも慣れた(だってもう5年も住んでるし)のでさほど違和感を覚えなくなっているが、こうして帰ってくると小さいことに気づいては安心している自分がいて驚く。 雪国仕様で暮らすことが普通の日常で育った者には、雪の少ない地方の冬には違和感を感じるものが多い。夏はそれほどではないが、冬になると街のあちこちになじめないものを見つける。 今でも違和感が消えないのは、足元の無防備さである。どうして冬に靴底の真っ平らなものとか、防水性の乏しいものとか、カカトの高いものを履けるのか、未だに抵抗がある。店にもしっかりした靴が売っていない。 だからこっちに来て1番安心するのは、靴屋の冬靴の品揃えと、買い物している人たちの足元である。みんながっちりした防水の、絶対滑らないであろう靴を履いている。カカトの高いヒールのブーツなどは全く見ない。 どんな派手なお姉さんでも、そんなものは雪道では全く役に立たないことを知っている。「ファッション性」などという軟弱なものより機能・実用重視。足元に関してはみんなそうなのが嬉しくてならない。 ---- 私は考えてもいなかったが、はたと考えてみたらパソコンとコンポはケーブルでつなげることができる。「チューチュー!」…チューチューマウスの鳴き声が、でかいケンウッドのスピーカーからステレオで聞こえてきて、感激。 あとは弟が適当に録音レベルを調整し、私がパソコンでYAMAHAのプラグインを操作して、試しに気に入ったMIDIをMDに落としてみた。パソコンで聴いているより音が良くなる。 MDに落とした「8月の長い夜」(TM Network)のMIDIを聴きながら、(やっぱりパソコンってすごいかも)…と、PC初心者のようなことを思ったのであった。 それにしても何とかならないのか姉弟そろってのこの機械好き。金がかかって仕方ない。 ---- どこかから粗品か何かでもらった、ちゃちなラジオだ。聞こえてくる音はノイズの方が多いくらいだった。 少しはじいちゃん孝行をしたいのだが、私がもっと音のいいラジカセでラジオをチューニングしてあげても、祖父はきっとあまり喜ばない。けれど弟がまるで銀行強盗のような帽子をあげたら喜んでいた。そうか、そうなのか… ---- たとえばこのページを毎日見てくれている人たち。知り合いも多いが、どこの誰とも知らない人も多いはず。ご愛顧感謝します。(でももう一回今日更新する気なのでまだ1年の総まとめはしないらしい) |
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| 99/12/30(木) am | 何も終わらない |
| 年末までもうほとんど間がない。
しかしあろうことか、年越しの準備が一向に終わらない。部屋の掃除もしていないし、年賀状も書かないまま、明日は朝早く起きて帰省の準備をしなければならない。 何と明日は、朝っぱらから駅まで行って笹かまぼこの詰め合わせを4箱も買わなくてはならないのだ。その箱とパソコンと帰省の荷物と、全てを持って、今度は駅から繁華街まで歩いて戻らなくてはならない。もう泣きそう。 元を正せば結局ストレスに耐えかねて遊びがちだったここ2日間の暮らしぶりが良くなかったのだが、でもなあ。2日くらい遊ばせて欲しい。 ---- ヒロインに思いを寄せる男がみんなストーカーじみているところが特に。 キャスティングがキムタクだということに目くらましされてしまうけれど、あれもかなり危ない。15年間、女の後をつけ回すのだ。 「…(ヒロインの後ろ姿を見つめ続けることに)青春捧げちゃったよ」という台詞は、キムタクに言わせてるからこそ聞き流してしまうが、同じ台詞を佐野史郎が言ったらどうであろう。 仲村トオルもヒロインが小学生の頃から延々15年も追いかけ続けているわけだから、表面上のプロフィールだけでもキムタクと同じくらい危ない。演じているのが仲村トオルだからこそ視聴者は最終回まで延々と騙されてしまうが、あの役を鶴見慎悟がやったらどうであろう。 どちらの場合にしても、この上なく怪しいドラマいっちょあがり、である。とてもラブストーリーとは思えまい。ある意味私好みだけど…。 こんなウソ日記なんですけど、それでもいいですか。 |
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| 99/12/29(水)am | 悲しき受験戦争 |
| 高校1年生の時、仲良しだった友達がいた。
同じクラスで、同じような雰囲気の中学校の出身で、同じように数学が苦手で、国語が好きだった。最初にクラス編成されて教室の前に来て初めて会ったときは、初対面の気がしなかった。 案の定すぐ仲良くなった。実は中学校の頃、彼女と私が偶然顔を合わせたことがあったとわかったのはそのすぐ後だった。 よく2人で、大変だった高校の予習や課題をお互い助け合ってやった。月に十数時間は電話で話していた。 数学の課題テストの直前には必ず彼女から電話がかかってきた。真夏の暑い日に、英文法の予習がわからなくて一緒にやって、5時間くらい電話していたこともあった。長期休みの終わり近くなるとお互い必ず学校に来て課題をこなした。 月に1回は訪れる試験は一大イベントだった。テストはハルマゲドンみたいなものだった。どうやってしのごうか、お互いチエをしぼって助け合おうとした。 彼女はいつもテスト前になるとトラブルが起こる人だった。 たとえば数学の課題テストの1週間前からクラスの男の子のことを好きになって気が散って仕方ない、というときもあった。 と思ったら次の期末テストの直前にはその男の子に対しクラスの女の子が自分含め3人片思い状態ということが明らかになって沈んでいたりした。 そういう時はいつもの勉強電話が半分から悩み相談になって、彼女はなぜか電話のそばにあったピアノを、電話をかけながらよく弾いていた。 コードレスホンはまだなかった。おそらく受話器を首と肩にはさんでピアノを弾いていたのだろう。曲目はいつもベートーヴェンの「月光」だった。 ---- この後、私と彼女の間には、「成績の差」という実にくだらない原因のせいで少しずつ溝が生じ、卒業間際に決定的な関係崩壊を迎えることになった。お互いに受けた傷が深く、おそらくもう二度と前のような仲のよい友達同士には戻らないだろう。 人間関係は、後から思い返せば本当にくだらない、一時のゆがんだ価値観でいとも簡単に壊れてしまうものだったのだ。私はそれを、このことによって知った。 おかしな価値観ががちがちに浸透した閉鎖空間では、本来の人間同士の関係が著しく壊れてしまう。 もしあの時のまま、1年生の時のままであったなら、私と彼女は7年経った今でも仲良しだったかもそれない。あのときと同じように彼女からたまに電話がかかってきて、暗い声と一緒に「月光」の生演奏を受話器ごしに聴いたはずだろうに。 ---- 人間が魂だけで存在しているなら、きっともっと人間関係はうまくいくんだろう。 でも人間が肉体を持って、社会に巻き込まれて、食べていく必要がある限り、私の他にも、くだらない理由で親しい誰かと別れていく人がたくさんいるのかもしれない。 お互いたまたまそういう価値観の場所に居合わせて、その中で関係を作らなくてはならなかった、そういうタイミングのことを運命というんだろうか。「ここを抜け出せばきっとうまくいく」と思ったところで、結局そこ以外の場所では接することができないという時点で、運命的に報われない関係ってことだ。 ---- あっ、なんか自分を追いこんでるかも… |
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| 99/12/28(火)am | 電話をするのは誰ですか |
| 26日の夜、11時から3時にかけて、3回ほどネットが外から切断された。
それはつまり、誰かがキャッチホンでうちに電話をかけてきたということなのだが、この場合、ネットの方は切断されるし結局電話は取れないし、という双方にとって不幸な状況である。 言えるだけの人には、私の家が話し中の場合はいち早くネットを疑い、すみやかにPHSの方にかけ直すようにして下さいと言ってあるのだが…待っても待っても、PHSへのコールはない。 その代わりに、その後2回も回線が外から切断されることになる。 …ということは、誰?ということなのである。 まず11時台というのが大きなポイントであろう。この時間帯は親しい友人と言うことも考えられる。しかし、さっきも言ったように親しい友人には迂回路指定をしてあるのでまずそうだとは考えにくい。また、11時にはもう寝ているので親ではない。 さすがに3時というのはおかしい。最後のコールは3時を少し回った後である(もちろん夜中の)。「ユウベウチニデンワカケタ?」…1番疑わしき関東在住の漫画家に翌朝Pメールで聞いてみる。 「ウンニャ。」簡潔な答えを半角カナでいただく。 (だよなぁ。さすがに3時はなあ。)…迷宮入り(早い)。現在、鋭意ケイゾク捜査中。 ---- そこまでして私に電話をかけてきてくれた人と、ただ純粋に、話をしてみたかったのである。 うれしかったんで。 ---- |
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