八十爺の気まぐれ工房

気まぐれ工房

持病と加齢から体力が落ち、自由な遠出が叶わなくなり「することがねえ」と口癖の父が、ここ数年小物作りに凝っている。

某健康誌の記事を参考に、廃材を使った木槌を作った。
シンプルな小槌はそのうち、表面にカラー糸を丹念に巻き、カラフルな小槌になった。やがて真鍮製の釘を打ち幾何学模様の派手な小槌となった。それでもなお改良の余地ありと、その釘山を広げ、梅の花に見立てた柄入に仕上げた。
こうなると少々やり過ぎの感ありだが、ああでもないこうでもないと、日がな一日にわか工房に座る。

無名な年寄りの自己満足に他ならないが、地元のTV局も取材に来られた小槌作りは身内のひいき目でみてもユニークかなと思う。

難聴が進み、電話の会話ができなくなったここ数年は、言葉遊びを交えた愉快なファクスが届く。物事を深く見つめ、意外と繊細な父は「ものを書くことで、心を整理できるんだ」と言い、日記代わりの短歌などを綴る。そんなつぶやきを少しずつ紹介する父のページです。                      小槌



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