いもじな日々

−作業記録と雑感−

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2001_04

2001-04-29
雪の結晶のキャンディ入れ

 キャンディ入れのバリ取り。鋳造の際にバリが多くできてしまったので、取り除くのに苦労した。目的の所にちゃんと湯が回ってくれたのだから、それで良しとしなければならないのだが...。正攻法ではほとんど無理な形してるし。...というか、無謀な挑戦だったか?

2001-04-25
佐藤史生

 佐藤史生の『打天楽』と『精霊王』を読む。昔、ひょんな事で知り合った人から「おもしろいから読んでみたら?」と薦められ、「ワン・ゼロ」と「打天楽」を借りて読んだことがある。その人は、ちょうどこの漫画家が描くような感じの、凄い美人だった。

 ところで、これまで私はこの作家の名前を「ふみお」だと思い込んでいたのだが、『精霊王』を読み終えた後、どことなく奇妙な感じがしたので奥付を見てみると、「Shio」...やっぱり女性? ... 実際のところは確認できていないのだが、いくら原案の作者が他にいたとしても、「男」では、これは描けないような気がする。

2001-04-16
読書

 澤井繁男(著)『魔術と錬金術』,(筑摩書房,2000) 読了。

2001-04-14
休日だが

 スライドショー・プログラムの改良とアップロードで一日が過ぎる。しかし、プログラミングの作業はエンドレスになりそうで、ちょっとヤバイ感じ。

2001-04-09
日本的思想

 ちくま新書の 酒井健(著)『バタイユ入門』(筑摩書房,1996) 読了。もともと、バタイユとベルメールとの接点に興味があって読み始めたのだが、それとは別に、非常に感銘を受けた所があったので、長い文章だが引用してみる。

 バタイユがどの限りにおいて西洋の根源的な批判者なのか、どれほど西洋的であるのか、この重要な問題は、われわれが西洋主義に流されているうちは、いっこうに見えてこないだろう。次々に生まれる西洋の思想に対し、その上澄みを無批判に摂取するという態度をとり続けるのならば、当の思想の理解は徹底できないし、われわれ固有の思想も生まれはしない。実存主義、構造主義、ポスト構造主義を積極的に導入したにもかかわらず、その当事者たちからはそれぞれの思想のパラフレーズのような発言しか聞かれなかった。自分のなかに西洋を相対化するという視点をしっかり据えておかないと、西洋は見えてこないし、われわれも思想を生みだすことができないのである。
 さまざまな分野でその根本となる理念を創出する動きがある今日、本家本元の思想の分野の人間が西洋思想の後追いに終始し、エクリチュールだのデコンストリュクシオンだのといった概念を、日本でどの限り根を持ちうるのか精査もせずに平気で用い、時がたてばこともなげに捨て去るというのでははじまらない。西洋思想のうのみ、後追いという西洋主義は実は一種の精神の眠りであり鎖国主義なのであって、そこからは独自の思想の産出は望めない。西洋文明のなかに私たちとの根源的な異質性を(例えば灰汁の強い人間性を、自我の暴力を)感じこれを意識化する。私の言う西洋の相対化とはそうした西洋への開けのことだ。哲学が不在だといわれるこの日本に今後もしも哲学が生まれるとすれば、それは西洋との接触のなかで彼我の根本的な不連続性に覚醒し、その寄る辺ない状態で思索し続けるという態度からでしかないのではあるまいか。

 アルチュセール、フーコー、ドゥルーズのような思想家たちの人生における格闘や悲劇的な最後を考えると、彼らと、日本におけるあのあっけらかんとしたポストモダン・ブームとの間の限りない落差に溜め息が出る。あのブームに何かしら意味があったとするなら、唯一、多くの書物が翻訳された事が挙げられるくらいだろう。しかし、その多くもすぐに入手不能になるのだろうが。

 ところで上の文章の「哲学」について言うと、「哲学」というのはそもそも西洋から輸入されたものであって、日本にはもともとなかったものだ。したがって学問的に扱われる哲学が、西洋の後追いになるのはある程度必然的なことだ。
 日本的な思想というのなら、哲学などよりむしろSFの分野に世界に誇るべき成果が生まれている。半村良の『妖星伝』とかね。だけど、これを西洋人が理解できるだろうか? あ、今思い出したのだが、『妖星伝』の中にバタイユの思想を想起させるような場面があったな。

2001-04-07
ピュータークラフト

 昨日、「KIKUHIRO PEWTER CRAFT」より作品"アロマプレートVOL.1"が届いた。手ごねによる粘土モデルの素朴な感触を残しながらも、洗練されたデザインと優美なフォルムをもった愛着の湧く作品だ。モチーフも私好みだし(笑)。作者の守友菊弘氏は、京都でピュータークラフトを制作されている。これからの展開が楽しみだ。

2001-04-01
四谷シモン展

 札幌芸術の森美術館の「四谷シモン 人形愛」展に行く。今日は、初日ということでトークショーとサイン会があった。

SIMON展


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2001年4月
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