いもじな日々

−作業記録と雑感−

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2002_03

2002-03-31
ベルメール

 生田耕作『黒い文学館』(中公文庫,2002.1.25)読了。続いて、巖谷國士『シュルレアリスムとは何か』(ちくま学芸文庫,2002.3.6)に取りかかる。わずかではあるが、いずれにもハンス・ベルメールに関する言及がある。しかし、どちらにも違和感がある。

 特に後者は酷い。

ハンス・ベルメール(一九〇二〜七五)はポーランドに生まれたドイツの画家、人形作家。一九三六年の『人形』で注目され、翌年からパリに移る。のちに妻のウニカ・チュルンを失い、自殺。
巖谷國士『シュルレアリスムとは何か』(ちくま学芸文庫,2002.3.6),p.092.

 脚注*54として上記のような文章が記されているのだが、
 (1)ベルメールが『人形』を出版し、それらの人形写真によってパリのシュルレアリストたちに注目されたのは1934年であり、1936年は『人形』仏語版の出版年である。
 (2)「のちに妻のウニカ・チュルンを失い、自殺。」は明白な誤りである。ウニカ・チュルンを「妻」と呼ぶことについては、まだ許せるとしても、ベルメールが自殺したか否かという事実認識は、ベルメールが自らの運命を最後まで引き受けたかどうかという問題に関わる。

 理解に苦しむのは、このような少し調べれば判るような誤りが放置されるばかりか、文庫本として広められている事だ。しかも、よりによって、「シュルレアリスム研究の第一人者」にして『澁澤龍彦考』の著者によって、だ。

2002-03-10
PC再構築に至る顛末

 先月の14日、ISDNからフレッツADSLに切り替え。自宅の3台のパソコンでLANを構成した。2台は大した問題なし。しかし、自分のマシンで見事にハマった。SCSIカード/サウンドブラスターPCI/NICの魔のバミューダトライアングル問題に遭遇。サウンドカードが認識されなくなった。

 古い雑誌の記事に従って、IRQを当て直してもだめ。「”Windowsドライバーにより使用不可”だ? なんだよ、そのWindowsドライバーって?(怒)」みたいな感じ。...

 昔、NECのPC9821As2にWindows95を導入したときにもサウンドカードで苦労したし、今のマシンを導入したときも初期不良でWindows98が立ち上がらなかったし。それ以降、できるだけハードを弄らないで済ましてきたのだが...(カネもなかったし)。

 結局、USBのLANアダプタを使用することにして、NICを抜いたが、元に戻らない!!! 「なんだ? Windowsドライバーとやらが、悪さをしているのか?」...ということで、やむなくWindowsの再インストール。しかし、元に戻らない。...クソっと思って、サウンドカードを別のスロットに挿したら、なんと認識した。...「なにがプラグ・アンド・プレイだ!(激怒)」

 まあ、ハードウェア弄りが趣味のマニアからみれば初歩的な問題なんだろうが、私みたいな素人だったら手も足も出ないぞ。

 結局、ソフトウェア環境を再構築する作業が残された。今のところ、ネットやらメールやらの通常の作業をやるところまでは復旧した。 (しかし、ファイルの共有に問題が、...LANの設定が変なのか? LANの勉強もやらなくちゃ。) 
 それから、WindowsXPのノートPCを診る必要があるので、こちらもちょっと勉強中。
 それから、IEに超危険な特大セキュリティ・ホールが続々と見つかっているようで、これのフォローも大変。
 さらに始末の悪いことに、供給元の”もと”さん自身が、覗きがお好きなようで、ZDNet JAPANによると、

Windows Media Playerがユーザーが視聴したDVDタイトルを追跡していると,著名なセキュリティ専門家が警告。これを受けてMicrosoftは2月20日,同ソフトのプライバシーポリシーを修正した。
(http://www.zdnet.co.jp/news/0202/22/e_winmedia.html)
とのこと。...最近、つくづく思う。TRONにはマジでがんばってほしい。

2002-03-04
半村良、死去。

 4日。68歳。『妖星伝』は我が人生の書だった。合掌。


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2002年3月
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