いもじな日々

−作業記録と雑感−

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2002_04

2002-04-14
芸術の森美術館「森の美術散歩」

 今日が最終日のこの展覧会の副題は「芸術の森美術館コレクションから」。

 予想外の収穫は、米坂ヒデノリの「海の墓標(阿)」、「海の詩」、「海の墓標(吽)」の3作。いずれも木彫のモニュメント的な作品。半抽象的な聖母像を思わせるフォルムに、激情を押し殺したような異様な迫力を秘めた静謐さ。これには打ちのめされて、しばらく離れられなかった。

 もう一つの収穫は、砂澤ビッキの素描。25点の作品は圧巻だった。驚いたのは、これらの作品がまるっきりシュルレアリスム的だったことだ。エルンスト、タンギー、さらにはベルメールやチュルンの作品世界を類推させる線描の数々。彼は、己の意識と肉体の深層から自らの「形」を導き出そうとしていたのかもしれない。

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 巖谷國士『シュルレアリスムとは何か』読了。


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2002年4月
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