いもじな日々

−作業記録と雑感−

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2002_12

2002-12-26
風邪ひいた

 今年の奴はかなりタチが悪い。3日間寝込んだあげく、未だに咳が抜けない。変な咳をしたせいで、頭蓋骨のこめかみ辺りが妙に痛い。

2002-12-21
「SILENT HILL 2」

 コナミ(株)から出た「サイレントヒル2」というホラーアドベンチャー系ゲームに、もろ「ベルメール人形」なモンスターキャラが登場するらしい。いやはや。

2002-12-14
四谷シモン 『人形作家』

 11月20日に刊行された『人形作家』(講談社現代新書)を読む。青木画廊から郵送してもらったサイン入りの本。

 一番の関心は「ベルメール・ショック」の件なのだが、それに関連して以前から興味を思っていたのは、ベルメール受容を必然たらしめた、いわば「素地」の部分: つまり、
 
<四谷シモンの周囲には固定ポーズの「彫刻的」人形やぬいぐるみしか存在せず、そしてそれらでは満足できなかったにも関わらず、何故、彼はあくまでも「人形」にこだわったのか? そして関節を動かせる人形の存在が何故それほどまでに衝撃的だったか?>
 
という事だ。まるで、人形のイデアを先験的に知っていたかのようではないか。

 これらの中の第一の問題について、これまで漠然と考えていたのは、「もしかすると、シモンの人形へのこだわりというのは、彼の「父親」を求める心の変形ではなかったのか?」 というような事だったのだが、この本を読むことで、この考えがいくらか補強された感じがする。

 ...ここで、括弧付きで「父親」と書いたのは、もちろん意味がある。シモンが人形作りを始めたのが12歳の頃。これは思春期の開始時期であり、自己の確立を模索し始める時期にあたる。この時、男児はいわば自らのモデルとして「父親」を必要とする。それは必ずしも遺伝上の父親で在る必要はない。また、その在り方は、模範であっても反面教師であっても構わない。いずれにしても、自らを造りあげる上で、身近で具体的な「おとなの男」のイメージが必要なのだ。

 では、シモンの場合、何故、父親が人形に結びついたのか? おそらく、最初に出会った人形が父親のお土産だったという記憶が、第一の要因だろうと思う。そして、それが<人形>であったことが重要な意味を持っていた。...と思う。

 それから、彼の「父親」を求める心は、その後に出会った澁澤龍彦に対する感情にも影響を及ぼしたように思えるのだが...。 このあたりは、未だよくわからない。


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2002年12月
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