いもじな日々

−作業記録と雑感−

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2003_11

2003-11-29
"THE BEATLES 1"

 中古輸入CDの値段が新品日本版の1/4だったので、思わず購入。

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[書籍]

 井上雅彦(監修)『玩具館 異形コレクション』(光文社文庫, 2001.9.20)を購入。玩具や人形に関する短編幻想小説のアンソロジー。本屋で二三編読んだが、この本は凄い。

2003-11-27
夜空

 漆黒の天空。冷たく澄んだ大気。息が白い。煌めく星々。そして、昴。

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[書籍]

 十川幸司 『思考のフロンティア 精神分析』(岩波書店, 2003.11.20)を購入。 今日買ったばかりで、読み始めてすらいないが、本屋で本書の「はじめに」の文章を読んで購入を決めた。著者曰く、

 精神分析は現在危機的な状況に陥っている。 (引用者による中略)  いわゆる精神分析関係の書物は、既成の精神分析理論を根本から考え直すことなく、自分の症例にそれを適用するか、あるいは精神分析の概念枠組みによって何かを考察することを精神分析と見なしている。そこに欠けているのは、既成の経験に対する批判的思考と、自らの経験から精神分析を構築していこうという意志である。

 著者は精神分析側の人間なのだが、このような手厳しい現状批判から本書は始まる。この部分を読んだ時に、以前(2003-10-19)、Sue Taylorによるベルメール論の精神分析的なアプローチに対して感じた違和感の正体を具体的に言い当てているような気がしたのだ。まだ、そのものズバリかどうかは判らないが、この本を読み終えた時に何か見えてくるのではないかと期待している。

2003-11-21
CD購入

 Amazonより。

 相変わらずの雑食だが、共通点は、まともなCDだということ。ピンク・フロイドのは、EMIレーベルだが古い盤なのでまだCDだ。何時CCCDに移行するか判らないから自衛のため。中島美嘉のは、シングルの「雪の華」の方は「レーベルゲートMQ方式」というコピープロテクトがかかっているが、アルバムは正規のCDになっている。 ...というか、楽しみのための音楽なんだから、安心して買えるようにしろよ! まったく。 ヘ( ̄ヘ ̄)フ

 ピンク・フロイド 「原子心母」は、中2の時に聴いて文字通り「震撼」した。今聴いても凄いと思う。 キース・ジャレットの「ザ・ケルン・コンサート」は、高校の時。ラジオの深夜番組で粕谷栄市の詩が朗読されていたときに(2001-10-08付け「いもじな日々」)、バックで1曲目の冒頭の部分がかかっていた。深夜の暗闇の中で、眠りに就きながら聴いたこの音楽と詩とは奇妙なほどシンクロしていた。ただ、この音楽の正体を知ったのは、大学に入ってJAZZの世界に触れてからだ。 ...このアルバム、LP盤で持っているのだが、CDは買っていなかった。

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 2日で5時間しか寝とらん。

2003-11-16
ジャズまでCCCDかよ

 「コピーコントロールCD」(CCCD)と称するエラー信号入りの似非CD(1)が出始めた頃は、インターネット上でのファイル交換に対抗したやむを得ない方策とされていたので、まさかジャズやクラシックや古いロックまでCCCDになるとは思わなかった。ところが、ビートルズの"Let It Be…Naked"US版が正規のCDなのに日本版がCCCDだという露骨な差別で厭な気持ちになっていた上、ジャズまでCCCDにしようとしているレコード会社があることが判って衝撃を受けている。(その会社は、件のビートルズの似非CDを出している会社だ)。少なくとも私は、CDは買うが、CCCDだったら絶対買わない

(1) CCCDの問題点に関する参考ページ:

2003-11-14
大手拓次の詩

 久しぶりに詩を引いてみる。大手拓次詩集『藍色の蟇』より2編。

「わらひのひらめき」  大手拓次
 
あのしめやかなうれひにとざされた顔のなかから、
をりふしにこぼれでる
あはあはしいわらひのひらめき。
しろくうるほひのあるひらめき、
それは誰にこたへたわらひでせう。
きぬずれのおとのやうなひらめき、
それはだれをむかへるわらひでせう。
うれひにとざされた顔のなかに咲きいでる
みづいろのともしびの花、
ふしめしたをとめよ、
あなたの肌のそよかぜは誰へふいてゆくのでせう。

 

「洋装した十六の娘」  大手拓次
 
そのやはらかなまるい肩は、
まだあをい水蜜桃のやうに媚の芽をふかないけれど、
すこしあせばんだうぶ毛がしろい肌にぴちやつとくつついてゐるやうすは、
なんだか、かんで食べたいやうな不思議なあまい食欲をそそる。

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ちなみに、今日は或る親愛なる諸君にとっては記念日だよな。( ´D`)

2003-11-13
初雪

 朝起きたら、雪が少しだけ積もっていた。

2003-11-09
球体関節人形展

 イノセンス映画情報 - イベント情報 - 球体関節人形展 より引用。

球体関節人形は元来、西洋人形に見られる伝統的な様式です。
しかし、人形のパーツを意のままに組み替えて写真作品を制作した美術家ハンス・ベルメールの仕事が紹介されたことで、日本の人形界では球体関節人形が倒錯的な色合いをもって広がっていきました。

それは他国に見られない特異な展開であり、
現代日本人の美意識を反映した一現象とも見てとれます。

本展監修の押井守監督も学生時代にベルメールに魅せられた一人であり、
2004年春全国東宝洋画系にてロードショーされる最新作<イノセンス>では
「人間は何故人の似姿を造るのか」というテーマを掲げ、
人形に関する綿密なリサーチを行いました。

本展は人形の中でもこの球体関節に焦点をあて、実力派作家の人形作品を幅広く展示致します。
日本の関節人形の世界を一望することにより、
表現における人形の本質と現代性の検証を試みます。
また同時に、他者としての人形の存在の不思議と魅力の再発見の機会を探ります。

 私の問題意識と重なり合う部分がかなりある。押井守といえば、「GHOST IN THE SHELL −攻殻機動隊−」「人狼」が記憶に残っている。特に後者の濃厚な「映画的」雰囲気は印象的だった(2001-07-22付の「いもじな日々」)。彼がベルメールや球体関節人形に深い関心を持ってきたという事実は、「Doll Forum Japan」で初めて知ったのだが、今回の最新作「イノセンス」ではどの様な切り口で人形を扱うか、興味深い。

2003-11-08
Pygmalionism

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描かれたLamia

 レイミアを描いた絵画の画像を見つけた。

Lamia, by John Waterhouse & Lamia, by Herbert Draper (Women in Greek Myths

 レイミアの膝や腰に巻き付いているのは、おそらく蛇の抜け殻だろう。脱皮して人間の姿になったばかりの様子を示しているのか。とすると、これらの絵に描かれているのは、ギリシャ神話のレイミア(ラミア)ではなく、キーツの詩のレイミアということになる。

2003-11-04
"Bellmer Dolls"

 http://www.bellmerdolls.com/

 以前見つけた"Bellmer Dolls"という名のロックバンドのWEBサイト。2003年にニューヨークで結成されたらしい。該サイトでは、このバンドの曲を2曲、MP3形式のファイルでダウンロードして聴くことができる。

 「どこがベルメールやねん!?」( ̄◇ ̄)ノ  と関西弁(似非)で突っ込みたくなる気もするが、まあ、いろいろな方面に影響が及んできてるんだな、ということで...。

 あ。関西弁で思い出した事が...。学生時代、寮生活(4人部屋)をしていたのだが、関西出身の奴が同室になると、そいつの関西弁が感染して、こちらも似非関西弁で喋るようになってしまうことがよくあった。関西弁は実に感染力が強い。

 まあ、その場合はさほど問題はないのだが、ある時、姉さんのいる男が同室になったことがあって、何かの拍子にふざけて、互いの会話をその姉さん風のおねえ言葉でするようになった...のだが、その会話の癖がつい外で出てしまって、喫茶店の女の子に思いっきり退かれたことがあった。あの時の空気はかなりヤバかった。(じつはその手の寮ネタは腐るほど有る。)

2003-11-03
石山緑地南ブロック

 紅葉が綺麗な季節になったので、先週日曜に続いて、昨日・今日と石山緑地に出かけた。良い写真がとれたかも。ただ、ここ何日かは暖かくて行楽日和だったので、家族連れや若いカップルが多くて撮影は一苦労だった。

 もう、新しいスクリーンセーバーをいくつか作れるくらい写真がストックされているので、そろそろ制作を開始したいのだが、結構気合いが必要なので、なかなかできないでいる。

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Gravures sur cuivre de Hans Bellmer

 "L'Aigle, Mademoiselle" per "Petit Traité de morale". うう、もう鼻血も出ない。

2003-11-02
アルフォンス・イノウエの銅版画

 アルフォンス・イノウエの銅版画「コールリッジ「クリスタベル」のために II」が届く。彼の銅版画集『ベル・フィーユ』には同じ作品の一色刷りが掲載されているが、今回のは青色をベースにして髪の毛をセピアにしたもの。御願いしたのは『ベル・フィーユ』の出版より前だったので、今回の場合はたまたまなのだが、2種類見られたのは幸運だった。


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2003年11月
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