いもじな日々

−作業記録と雑感−

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2004_12

2004-12-28
無題

 「闇」を見据えてこそ、その片隅にともる灯火のささやかな明るさや暖かさが(愛おしく)感じられるようになるのだ。

2004-12-25
大手拓次 「薔薇の散策」(抄)

      1
地上のかげをふかめて、昏昏とねむる薔薇の唇。
      4
(とげ)をかさね、刺(とげ)をかさね、いよいよに にほひをそだてる薔薇の花。
     12
吐息をひらかせる ゆふぐれの 喘ぎの薔薇の花。
     19
眼にみえぬ ゆふぐれのなみだをためて ひとつひとつにつづりあはせた 紅玉色の薔薇の花。
     20
(うつつ)なるにほひのなかに 現(うつつ)ならぬ思ひをやどす 一輪のしづまりかへる薔薇の花。
     27
はだらの雪のやうに 傷心の夢に刻まれた 類のない美貌のばらのはな。
     28
悔恨の虹におびえて ゆふべの星をのがれようとする 時をわすれた 内気な 内気な ばらのはな。
     34
微笑の砦もて 心を奥へ奥へと包んだ 薄倖のばらのはな。

大手拓次詩集『藍色の蟇』 「薔薇の散策」より

2004-12-23
クリスマス・イブも近いということで

 CD 「インプレッションズ」/アンドレ・ギャニオン (Amazon.co.jp)。二人でも、一人でも、静かに過ごしたい時に。

2004-12-19
小旅行(18〜19日 東京・京都)

 緋衣汝香優理出版記念展のために東京旅行を計画したのだが、どうせなら京都まで行ってしまおうということで、二日目は恋月姫の展覧会へ。さらに、幸運なことに二人の若手作家(槙宮サイ、三浦悦子)の個展があることを知り、初日の行程に加えた。
 いずれも感じるものあり。作品を目に焼き付けてきた。

−−−

 旅行の行き帰りで夢枕獏 『腐りゆく天使』(文春文庫)読了。

2004-12-17
恋月姫の新しい人形写真集が届いた

 創作家としての真の意味での自立に向けて足を踏み出した天才人形作家の最初の試み。あまり凝らずに素直に人形に向かった写真の方が人形の魅力を直に伝えるようだ。全体的には片岡佐吉撮影の前二冊の写真集には強度においてまだ一歩及ばないが、自ら扉を開けて素足で外の世界に歩きだした、そのことが重要だと思う。

2004-12-12
アイラー聴きまくり

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[書籍]

2004-12-11
ALBERT AYLER

 その音楽はまるで河の水の流れのようだ。乱れた流れの中から大きな渦が生まれ、やがて再び混沌に戻るように、フリージャズの音の洪水の中から現れては消える古いマーチング・バンドや黒人霊歌のフレーズ。彼は1960年代のジャズ・シーンに彗星のように現れ、中傷と熱烈な支持との議論の嵐の中で自らのJAZZの地平を切り開き、新たな境地に達したと思われた瞬間にその生涯を終えた。1970年11月25日、彼はニューヨークのイースト・リヴァーで死体となって発見された。死因は不明。34歳の若さだった。

[メモ] アイラー関連サイト

2004-12-10
JAZZ !

 LPで持っていた宝物的アルバムをCDで買いなおした。

2004-12-07
日本SF大賞に「イノセンス」

 第25回日本SF大賞に、押井守監督のアニメ映画「イノセンス」が決まった(4日)、とのこと。 SFとしてなら、前作「Ghost in the shell」のほうが、はるかに「らしい」と思うけどね。

 ところで(SFネタなんだけど)、この前、ブルース・スターリングの「巣」を久しぶりに読みたいと思ってAmazonを見たら、これを収録した『蝉の女王』(ハヤカワ文庫SF)は、もう<在庫切れ>になってやんの。

2004-12-05
緋衣汝香優理人形写真集

 『少女伽藍〜Fille de Secret-Coeur〜』届く。美しい写真集。
 迂闊にもこれまで気付かなかったのだが、クライマックスの階段のシーンはベルメールへのオマージュとも受け取れる。

[書籍]

2004-12-04
魚々子(ななこ)

 「Metal Art Factory 魚々子」に行った。休日出勤のついでだったので、長居はできなかったのだが、良い作品がいっぱい置いてあった。中でも、面白いデザインのブロンズのペーパーウェイトが気に入って購入したいと思ったのだが、いま金欠なのであった。う〜ん、心残りだ。

 紹介ページも見つけた。(You Yomi Hokkaido

Metal Art Factory 魚々子
北大ななめ通りから撮影


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2004年12月
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