いもじな日々

−作業記録と雑感−

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2005_04

2005-04-29
会田誠

 この人のことを生真面目に論じるのは戦略的に外しているような気がするので、何か<降りてくる>まで何も考えないことにしている。とりあえず、「大山椒魚」萌え。

2005-04-24
Gil Evans (ギル・エヴァンス)

 好きなジャズ・ミュージシャンを挙げよと言われたら、躊躇無くまずこの人を選ぶ。(ただし、後期のギル・エヴァンスに限る。次点はエリック・ドルフィーかな。)
 "Live at the Public Theater" (1980)、そしてとりわけ Gil Evans & The Monday Night Orchestraの"Live at Sweet Basil"に収録された晩年の演奏(1984年)は、ほとんど奇跡と言って良いような名演だと思う。"Live at Sweet Basil"については、最初に購入した二枚組CDに一撃を食わされて以降、金蒸着の特別版からボックス・セットに至るまでリリースされる端から購入するほど惚れ込んだ。 正直なところ、彼亡き後のジャズ・シーンにはもはや関心はない。

 ところで、上記の二作品に関して我々が記憶しておくべき事が一点ある。それは、これらの作品の成立に日本人が重要な役割を果たしたことだ。まず、"Live at the Public Theater"は、演奏にも参加している菊池雅章がプロデュースしている。そして、"Live at Sweet Basil"は実に日本の企画による録音だった。セッションを行うとなれば一流のミュージシャンが手弁当で駆けつけるほど尊敬され、その作品も高い評価を得ていたにもかかわらず、経済的に不遇で自身のオーケストラを恒常的に持つことができなかったギル・エヴァンス。そんな彼の生涯のピークと言うべき時期の記録をこのような形で残すことを可能にしたのが日本人であったことを、我々は誇りに思っても良い。この直後のバブル景気のさなかに金に物を言わせて外国の名画を買い漁り、全世界に恥をさらした者がいたことと比較すれば、真に尊敬される文化貢献とは如何なるものかを良く知ることができるだろう。

2005-04-23
「黒い天鵞絨の天使」

 札幌市立図書館にて、「北方文芸」に掲載された評伝「黒い天鵞絨の天使(左川ちか小伝)」を複写。家に帰って読む。

 題名の「黒い天鵞絨」は左川ちかの服装からきている。彼女は、昭和九年頃(22〜23歳)から黒いビロードの服を着て、指には黄金虫の指輪をするようになった。服は彼女が自分でデザインして一人で縫ったらしい。しなやかな体つき、前髪を揃えた面長の顔に黒縁の眼鏡、...北園克衛によれば「ムンクの絵のような、神秘的な雰囲気を持った女性」という外観であったという。(しかし、実際には大人しい少女のようなところがあったようだ。) 昭和九年と言うと、恋慕っていた伊藤整の結婚(昭和五年)によって深い痛手を負った後である。そして、おそらく彼女の心の傷は最後まで癒えることはなかった。

 伊藤整の結婚は、左川ちかの短い人生において、最も大きな傷手である。彼女はこの苦しみをどう受け止め、それに耐えていたかは関係者以外はわからない。私は作品の中で――私は人に捨てられたという「緑」という詩の一節をみて、思わず顔を覆った。  (p.69)

 著者の小松瑛子も北海道出身の詩人である。彼女は自身の詩集に対して「左川ちかのよう」だと評されたのをきっかけに、この詩人に関心を持つようになっていったという。この評伝は、詩人としての尊敬とともに、上述の引用に見られるように人間としての深い共感と哀惜の念に満ちている。決して忘れ去られてはならない文章である。

(左川ちか関連サイト)

2005-04-22
横殴りの霰かよ

 たまらんな。

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[書籍]

2005-04-16
雪解け真っ最中

 しかし、そろそろ花粉症がはじまるかも。

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[メモ: 人形関連]

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 誰が筋書きを書いているのか知らないが、日本国憲法「改正」の準備を進めている連中は、今の中国のデモ騒ぎを見てほくそ笑んでいるんだろうな。

2005-04-13
春の気配

 所々に雪の白さを残しながらも、日差しや風に春の気配が感じられる、この頃の気候が結構好きだ。

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[書籍]

2005-04-09
David Hamilton (デヴィッド・ハミルトン)

 1933年4月15日、英国生まれ。現在、フランスのサン・トロペ近郊の築800年という古い家に住んでいる。彼は、建築とインテリア・デザインを学び、後にグラフィック・デザイナーの道に進んだ。彼が写真に打ち込むようになったのは、パリのPrintempsデパートのアートディレクターに就任してからである。ソフトフォーカスを特徴とし、夢見るような官能性と静謐さを湛えた彼の作風は、「ハミルトン風」と呼ばれる。

 彼は自分が美しいと思った対象、若い女性、静物、風景をすべて同じようなハミルトン風に仕上げる。驚くことに、彼の作品は対象に関わらず全く同質の官能性を備えている。いわばそれらは、等しく「美しいもの」であり、それ以外の属性は彼の視野には入り込まない。それは「現代の芸術」としては致命的だろう。しかし、彼が常に自然体で、自身のスタイルに徹しているからこそ、彼の作品が我々の日常生活の疲れを癒し苛立ちを鎮める愛すべき存在に成り得ているのだと思う。

2005-04-04
ブックマーク

ベルメール、球体関節人形関連

ピュグマリオン

2005-04-01
エイプリルフールってか

 「まあ、私は根っからの正直者だから、カンケイ無いね。」


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2005年4月
日曜鋳物師のページ