いもじな日々

−作業記録と雑感−

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2006_05

2006-05-30
アルミの消失模型鋳造

 魚々子の体験教室の話のついでに、以前行ったアルミの鋳造の画像を公開。久々に日曜鋳物師らしいネタだ。

 まずは、製作の工程。これは"Leaf Bird"と名付けたペーパーウェイトの発泡模型。
model-leafbird

 続いて、乾燥砂に模型を埋め込んだ状態と、鋳造の様子。アルミの場合、溶湯を注いだ途端、発泡スチロールが燃える。
mold casting

 砂の中から掘り出したばかりの鋳物。発泡スチロールの表面の模様がきれいに転写されている。しかし、穴の部分がきれいにできていない。
鋳物leafbird-1

 これが改良版。穴の部分にも砂の静圧が均等にかかるように、向きを変えたら成功した。
鋳物leafbird-2

 次は、メモスタンド。鋳物はどれも鋳放し状態(バリ取りや研磨はまだしていない)。
鋳物メモスタンド-1 鋳物メモスタンド-2

 次は、ベルメール人形を図案化したペーパーウェイト(2個で1組)。なんとなくラインがゾンネンシュターンっぽい。
鋳物ペーパーウェイト-1 鋳物ペーパーウェイト-2

2006-05-27
魚々子・体験教室

 北大近くのメタルアートファクトリー「魚々子」(ななこ)で、錫を使った「カードスタンド作り−鋳造技法−」のワークショップに参加。

魚々子20060527

 Webサイトの案内の説明書きには「もとになる形を発泡スチロールでつくり、砂型による鋳造技法で金属の作品が簡単にできます!」とあったので興味津々。この文章から、技法は消失模型鋳造だということは見当が付いたが、それまで融点の低い錫でできるとは思っていなかったのだ。
 消失模型鋳造法はロストフォームとかフルモールドなどと呼ばれる比較的新しい鋳造法で、目的の形に成形した発泡スチロールを砂に埋めて、そこに溶けた金属を流し込む。すると、発泡スチロールは金属の熱で溶融・蒸発して消失し、その場所に溶けた金属が入り込んで、ちょうど発泡スチロールと金属が入れ替わるような形になる。以前、アルミでやったときは、さらさらの乾燥鋳物用硅砂に発泡模型を埋め込んでそのまま鋳込んだ。鋳造温度が700℃程度と結構高いので、発泡模型はほぼ完全に消失する。できた鋳物は発泡スチロール特有の表面の模様さえ転写する。これに対して錫の場合、鋳造温度はせいぜい300℃程度だろうから、発泡スチロールを飛ばすのは無理だと思っていたのだ。
 で、今回のワークショップ。硅砂を使う点では同じだが、乾燥砂ではなく水で湿らせた生砂を使って突き固める点が違った。錫は密度が鉄並みに高いので砂粒の間に入り込みやすい。砂だけで或る程度鋳型の形を保つようにしなければ駄目なのだろう。
 私が作ったのは、塔のような形の物体。皆さんにバベルの塔とか呼ばれていた。

Card stand

 写真のように、大まかな形はちゃんとできている。これは驚き。ただ、砂への噛み込み(鋳物用語では「差し込み」)が激しく、また、表面に溶けたスチロール樹脂が少し残っていた。さらに、接着に用いた両面テープが消えずに残っていた(写真で目のように見える部分はそれを取り除いた後の窪み)。だから、今回の技法は砂型のざらざらした肌や欠陥すら偶然の「味」にすることを狙って行うものなのだろう。実際、指導してくれた方(若い女性)は、砂に差し込んで出来た突起を見て面白いと言ってくれた。私の方は、いつもの習性で磨こうかとも一瞬思ったが、結局、ワイヤブラシで表面のスチロール樹脂をできるだけ取り除くことにした(研磨を始めたら地獄を見るのは良く分かっていたし)。
 晴天の土曜の午後、楽しい作業で既成概念を見事に吹き飛ばしてくれた魚々子に感謝。

2006-05-20
目が痒い

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[映画]

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[書籍]

2006-05-19
花粉がなければ最高の季節なんだろうな

 朔太郎じゃないけど、おいらもパリに行きたい。

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[書籍]

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[音楽]

2006-05-16
桜、もう散り始める

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[書籍]

2006-05-15
桜満開

 つか、体調悪すぎ。

2006-05-12
徹夜明け

 花粉症の薬飲みながらの徹夜はかなりきつい。

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[書籍]

末木文美士『日本宗教史』は読了。後で上の本と比較してみるつもり。

2006-05-07
連休も終わり

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[メモ: 人形]

2006-05-04
連休2日目

 二日間はゆっくり。で、明日からは持ち帰りの仕事をしなきゃ。(鬱)

2006-05-03
暖かい休日

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[音楽]

2006-05-01
日本的

 日本文化の様々な分野で屡々「日本独自の展開」とか「特殊な発展」などと言われるが、その内実とは一体どのようなものなのだろうか? 私には、日本の球体関節人形のベルメール的系譜と独自性という問題系が、まさにこの問いを(潜在的に)凝縮したものであるように感じられる。

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[書籍]


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2006年5月
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