いもじな日々

−作業記録と雑感−

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2010_05

2010-05-31
2010年復元版『メトロポリス』

 2008年に完全版に近いフィルムがアルゼンチンで発見されて話題になったが、これが2010年復元版として、2月の第60回ベルリン国際映画祭でプレミア上映されたそうだ。新たに付け加わった計約30分の部分は、下記リンクのデータを見る限り、かなり重要なシーンを含んでいる。近々、Bru-rayやDVDが発売される模様。

2010-05-30
ディープ・パケット・インスペクション (DPI)

 要するにインターネットの盗聴。誰がどの様なWebページを閲覧し、どの様な言葉を検索し、どの様な本を読み、どの様なメールをやり取りするか。これを放置すれば、いずれ、個人に関わるありとあらゆる情報が支配の道具としてデータベース化される。それも、本人の知らないところで。事は隠密裏に進められ、問題が露呈しない限りは既成事実が積み上げられていく。歴史の示すところだ。

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 小説や映画が警告するように、全体主義は決して過去の物ではない。

2010-05-29
鉱石ラジオ

 小学生の頃読んだ短編SFを思い出した。主人公の少年がある日突然、自分だけ奇妙な声が聞こえるようになって、恐怖の日々を過ごしていたのだが、最後に突き止めた原因は、歯の詰め物に混じっていた鉱石だったという話。これがラジオの役割を果たして電波を拾っていたという説明だった。今から考えればかなり無茶な話だが、鉱石ラジオの存在を知ったのはこれが最初だった。その後、ゲルマニウムラジオを作ろうとしたことがあったはずなんだが、ぽしゃったんだっけか?

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[音楽] Cybill Shepherd

2010-05-28
『悪徳の栄え 続』発禁から50年

 今日の朝日新聞の夕刊に「サド「悪徳の栄え 続」発禁から50年」と題した記事が掲載されていた。なんでも50年を機にサド裁判の記録が現代思潮社から復刊されるとのこと。ちなみに記事自体は朝日らしい何を言いたいのか分からない内容だった。取材対象の発言を切り貼りしながら肝心な論点を自分の言葉で示さない。今現在、この題材を扱うのなら、「非実在青少年」などという概念が孕む問題点が視野に入ってこないとおかしいだろ。というか、もしこれが記者の自粛の結果だとしたら、と考えるだけで恐ろしい。

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[書籍] 米倉斉加年

 米倉斉加年の作品を纏めて見たのは、昔、プランタン新さっぽろの開店記念として開催された展覧会が最初。その時に買ったカレンダーを未だ未使用のまま持っている。チケットをファイルしていたので見てみると、次のように書いてある。

プランタンデパート新札幌開店記念 「まさかね美の世界 米倉斉加年展」 6月24日〜29日

開催年が書かれていないが、Wikipediaによるとプランタン新さっぽろの開店が1982年6月1日だから、28年前か。『絵浪血華』の刊行はその一年後と言うことになる。ちなみに、彼の唯一の纏まった画集である『masakane*米倉斉加年画集』の刊行は展覧会の一年前の1981年6月。

2010-05-27
暖房にマフラー

タンポポや伐られし老樹に寄り添えり  (鹿取 狼)

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[メモ] スチームパンク 他

 落ち着いた黄銅の光沢。油で黒光りする鋳鉄。…良いなあ。

2010-05-24
また寒くなってきた

 明日は最高気温12℃だとか。

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[書籍]

葛原妙子 (くずはら たえこ)

(関連サイト)

ズジスワフ・ベクシンスキ

(関連サイト)

 ちなみにベクシンスキは学生時代をクラクフで過ごしたそうだ。

2010-05-23
「12のコルシカの歌」を聴く

 先週購入したソニーのステレオレコードプレーヤーを使って「12のコルシカの歌」のLPをPCに録音した。このプレーヤー(PS-LX300USB)はUSBを介してPCに接続できる。付属ソフトのSound Forge Audio StudioのLight版で転送をコントロールしてデータ処理するのだが、妙にお節介なくせしてトラック境界検出機能が有り得ないほど低能なので結局手動で各トラックを切り離した。なんだかんだで寝たのが朝の5時。

 今、CD-Rに焼いたものを検証しながら聴いている。本当に素晴らしい。この無伴奏女声合唱曲集はアンリ・トマジの晩年の作曲。トマジはマルセイユ生まれだが、両親がコルシカ出身ということで、コルシカ民謡に取材した曲を残したのだろう。コルシカは、歴史的経緯から現在はフランス領だが、古くから独自の文化を育んできた。民謡にも特徴があり、独特のポリフォニーにはブルガリア民謡にも似た雰囲気がある。一方、演じているガブリエル・フォーレ少女合唱団(Maitrise Gabriel Faure)はマルセイユの合唱団。「ガブリエル・フォーレ合唱団」には少年合唱の別団体もあったことから、当時はそれと区別して「少女合唱団」と呼ばれたのだろう。

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 それにしても、これほどの演奏が著作権の規制だかのために人々に聴かれることなく忘れられていくというのは、本末転倒ではないのか?

2010-05-21
半徹夜明け

 仕事が一定量以上溜まると勝手に自己増殖を始めるのではないか? とすら思える今日この頃。

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見よ 黒き光に応えし堕天石  (鹿取 狼)
白樺の肌に浮かびし聖母の目  (鹿取 狼)

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[書籍]

2010-05-16
煉瓦のプランター

 注文していたサルディーニャ風(?)の煉瓦のプランターが届いた。早速、家の正面と脇の坪庭に設置して、花を買ってきて植えた。それから坪庭に簡易フェンスを取り付け。それで朝から夕方までかかった。

 これから仕事だ。orz

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家の正面。今まで余りにも素っ気がなかったので。

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坪庭のプランターと土留めの煉瓦。

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[メモ]

2010-05-14
アンリ・トマジ作曲 「12のコルシカの歌」

 長い間探していたアンリ・トマジの「12のコルシカの歌」のLPレコードを入手した。

 ジャケット記載のデータによると、テレーズ・ファレ=フィズィオ指揮のガブリエル・フォーレ合唱団による1973年の録音。昭和52年度文化庁芸術祭参加作品。

 私の記憶では「ガブリエル・フォーレ合唱団」ではなく「ガブリエル・フォーレ少女合唱団」だったはずなのだが、単純に訳の問題なのだろう。このレコードに関しては後者の方が実態をよく表している。

 このレコードを知ったのは、もう30年近く前のことだと思う(記憶がはっきりしないが)。NHKのラジオ放送で偶然聴いて、作曲者、タイトル、そして合唱団の名前を脳裏に刻みつけた。驚くことに、どうやら私と同じ時に聴いて、同じようにレコードを探していた人が何人もいるようなのだ。しかし、何故かこのレコードは再版もCD化もされなかった。

 その後、最初の録音のほぼ20年後の1992年に演奏されたというCDがマイナーレーベルから発売された。ところが、この新録音は最初のものとは似ても似付かない酷い演奏だったらしい。そのCDも今では廃盤になっている。

 こんなふうにして、1973年の名演はごく少数の人の記憶だけとなって消え去る運命にあるのだろうか。

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[音楽]

コルシカ民謡(女声合唱)

コルシカ出身のバンドI MuvriniとStingの共演

Savina Yannatouが唱うコルシカの歌

2010-05-13
気候安定せず

 桜はもう開花しているのだが、ここ数日はストーブが要るほど寒い。

史学徒を嘔吐させしマロニエよ 黒衣の少女は春を胎めり  (鹿取 狼)

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[書籍]

2010-05-06
白樺満開

 白樺の花が花粉をたっぷり含んで吊り下がっている。花粉症の薬のせいでやたらと眠い。

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博物誌

螺旋石 滅びし宇宙を語りけり  (鹿取 狼)
少女等に呼び覚まされし氷河蝶  (鹿取 狼)

2010-05-05
土方仕事

 連休最後の日。家の裏の敷地の境界に土留めの煉瓦を設置した。煉瓦は中空になっていて花を植えることができる。煉瓦の並びが若干湾曲したのは御愛嬌だ。

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[メモ] サントリーCM。

2010-05-04
書斎の整理

 多趣味と言えば聞こえが良いが、言わば「雑多」。どのようにすれば統一感のある環境にできるか、なかなか難しい。

 ただ、雑多なりに「オブジェ好き」という嗜好は一貫しているかも知れない。例えば、書籍。単に情報をストックする媒体としてなら、電子書籍で一向に構わない。むしろその方が重くなくて都合が良い。私が惹かれるのは、それとは異なる、オブジェとしての風格を持った書籍だ。堅牢な装丁に、ずしりとした重さ。きっとその中に世界の秘密を開示する鍵となるような知識が隠されているに違いないと思わせるような本が、確かに在る。いや、本来、書籍とはそのような物だったはずなのだ。

 このBlogで紹介されている「稲垣足穂大全」の特装版を見て、改めてそう思った。

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[音楽] "Summoning of the Muse"。ギュスターヴ・ドレの絵を使った好みのスライドショーを見つけたので。

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博物誌

アメジストの群晶 魔都を封じけり  (鹿取 狼)
己が迷路に身を失いし鸚鵡貝  (鹿取 狼)

2010-05-03
のそのそと自宅で仕事

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[音楽]

Gil Evans

野田幹子

2010-05-02
八十八夜

 春らしい気候の一日だったが、筋肉痛でウダウダ猫状態。我ながら情け無い。

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[音楽] 久しぶりにYouTubeで検索したら大量に見つかった。

Corde Oblique (→2007-02-03

Λιζετα Καλημερη (Lizeta Kalimeri) (→2007-11-07

 Lizeta Kalimeriはギリシャの女性歌手。彼女に関する日本語や英語の情報は非常に少ない。Wikipediaによると、Lizetaは、1969年、ギリシャ第二の都市テッサロニキ(テサロニケ)生まれ。テッサロニキのアリストテレス大学で教育学を修めた。同じく歌手のMelina kanaは彼女の姉。
 ギリシャのポピュラーミュージックについてはほとんど知識が無いが、彼女の唄にはなんとなく日本の演歌のような大衆歌謡っぽい雰囲気があるような気がする。伴奏や歌の独特の節回しにアラビア文化の影響が感じられるのが面白い。

2010-05-01
プチ野良仕事

 家の脇にある畳二畳弱の猫の額のような坪庭を手入れした。北海道の日陰に咲くような花はないか調査中。

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[音楽]

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[書籍]

(参考)


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2010年5月
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