レリーフの壁掛け

−油粘土の原型とシリコーンゴム鋳型を使って−

Webページ(Carn Metals社)で見つけた「ピューターの鋳造にシリコーンゴム製の鋳型を使う」という内容の記述を手掛かりに、油粘土で作った原型にシリコーンゴムを流し込んで型を取り、これに直接ピューターを鋳込むという方法を試みてみました。

油粘土は安価で入手しやすく、また放っておいても硬くならないので、納得のいくまで手を加えることができます。休日にまたがって原型の制作をする日曜鋳物師にはぴったりの素材だと思いました。また、シリコーンゴムの型取りは室温で行えますので、家庭でも比較的簡単にできると考えました。ただ、このような方法を試みたという話を聞いたことがなく、成功する保証がなかったのと、シリコーンゴムによる型取りは今回が初めてだったので、結構緊張しました。

制作するものとしては、いきなり人体のような複雑な形のものを作るのは大変なので、レリーフ(浮き彫り)の壁掛けにしました。

レリーフの裏面が平らならば、表面だけを型取りして(片面取り)、 「自分だけのメダル作り」の場合と同じようにして鋳造することができますが、今回は練習をかねて、片面取りの合わせ型という少し変則的な方法でやってみました。

なお、シリコーンゴムの取扱い方は、添付されている説明書を参照して下さい。


主な準備

型の制作

鋳造・仕上げ


鋳型を作ります

1.原型の制作

油粘土の原型

油粘土で原型を作ります。

あまり大きな逆テーパーはつけないように気を付けます。

2.型取り

裏面の型

型枠にシリコーンゴム液を流し込んで、裏面の型を作ります(厚さ15mm)。

原型のセット

シリコーンゴムが固まったら、原型をセットします。その前に、

原型の位置と重ならない場所に5mm角程の穴を掘っておきます(4カ所以上)。

さらに、シリコーンゴムの表面に離型剤を塗っておきます。

表面の型取り

原型をセットしたら、その上にシリコーンゴム液を流します。

シリコーン型

シリコーンゴムが完全に固まったら、型をはがして原型を取り除きます。

その後、カッターナイフで湯口と空気抜き口を付けます。

いよいよ、鋳造と仕上げに入ります。


1998年11月26日更新
日曜日のピューター・クラフト
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