鋳造と仕上げ

ピューターの溶解や鋳込みの方法は「自分だけのメダル作り(2)」を参照して下さい。

3.ピューターの鋳造

鋳型セットアップ

鋳型を組んで、ピューターが漏れないように両側から押さえます。

ピューターを注入するときには、レリーフの表側が下になるように鋳型を少し傾けてやります(重要)。

レリーフの表側

鋳造したピューターが固まって冷えたら、型をばらして作品を取り出します。

レリーフの表側はうまくできていました(ひと安心)。

レリーフの裏側

しかし、裏側はでこぼこで湯口の近くに大きな窪み(「引け巣」と言います)ができていました。

湯口を少し広げて再度鋳造しましたが、引け巣の場所が移動しただけでした。

(う〜ん、レリーフで良かった。)

4.仕上げ

レリーフ鋳放

湯口の部分と空気抜き口に入り込んで固まった部分を切り離します。

レリーフ

さらにやすり掛け・ペーパー掛けをして、最後に金属磨きで仕上げます。

フレーム

壁掛け用のフレームを作りました。

完成

完成です。

自分もやってみようと思われた方へ


感想

今回の作業で、油粘土とシリコーンゴムを使って鋳型を作ることができることは分かりました。

この方法の利点は、なんと言っても油粘土が扱いやすく、いつでも原型に手を加えられるということです。

前回の「自分だけのメダル作り」の時のように彫刻刀で耐熱レンガを彫る方法よりも、油粘土で原型を作って、その表側だけを型取りする方法のほうが、子供にとっては易しいかもしれません。

ただ、いくつかやっかいな点にも気が付きました。

一番の問題点は、原型の細かい溝までシリコーンゴムを行き渡らせることができない場合があることです。原型が硬ければ、刷毛のようなもので原型に擦り付けるようにすることができますが、軟らかい油粘土では無理です。

また、シリコーンゴム型に油粘土がこびり付きやすく、掃除するのが結構面倒でした。原型をはがしたらすぐに洗剤とブラシを使って洗ってしまえば良かったかなと思っています。

それと、これは後から聞いた話ですが、油粘土とシリコーンゴムの種類の組合せによっては、シリコーンゴムが硬化しない場合があるそうです。今回使ったものでは大丈夫でしたが、注意が必要かもしれません。


1998年11月26日公開(2000年3月19日更新)
日曜日のピューター・クラフト
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